くらし くらしを支え未来へつなぐ [3]東浦の水道

3月に東浦町水道事業経営戦略中間見直しを町ホームページに公表しました。私たちの生活に欠かせない水道の現状と将来について、3回にわたり紹介しています。最後となる今回は、水道事業の経営状況についてお伝えします。

■東浦町水道事業の経営状況
◆水道事業の経営は税金を使わない⁉
水道事業は、税金を使わず皆さまからの水道料金などによる収入をもとに、愛知県営水道事業から水道水を購入し、水道施設の修繕や水質管理などを行いながら、安定的に水道水を届けられるように運営しています。近年、料金による収入が減少する一方、物価高騰などにより費用が増加し、厳しい経営状況となっています。

◆水道事業の経営はどうなの⁉

◇これからの経営状況の見通しは?
人口減少や節水機器の普及により、水道料金の収入は減少する一方、愛知県営水道事業から購入している水道水の値上げ、物価高騰、水道管の耐震化や老朽管更新の推進により、支出は増加する見込みです。そのため年々純利益が減少し、2031年度に純損失(赤字)が発生する見込みです。

老朽管の割合や災害リスクの高まりで、これまで以上に水道施設の整備を進める必要があり、工事費が年々増加しています。工事費を2025年度からは4億円以上、2028年度からは6億円以上を計上し、水道施設の更新を進めていく計画です。

■Dr.すいどーが伝える未来の東浦の水道
◆安心安全な水道水をいつまでも
災害リスクへの対策や老朽管による漏水などの対策を行う必要性が高まる一方で、水道使用量の減少などにより収入が減少し経営の悪化が懸念されています。水道施設の更新や経営を安定させるためには、これらを補う財源の確保が必要です。
◇安定した水道事業のために…経営の見直しをして、コスト削減
に努めています。
・検針および開閉栓業務の民間委託による業務の効率化
・水道メーターの修理や下取り購入によるコスト削減
・建設資材の見直しによる工事費の削減 など

◇未来へつなぐために…
このような厳しい状況においても、町水道事業は、引き続き経営の健全化に取り組み、皆さまの快適な生活を守るために安定的な事業運営に努めていきます。

問合せ:水道サービス課
【電話】内線253