- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県武豊町
- 広報紙名 : 広報たけとよ 2026年1月号
【KURA 蔵 5】 南蔵(みなみぐら)
醸造の郷として知られる武豊町には、住んでいても知らないことが多い六つの蔵元があります。そんな蔵元をめぐって、こだわりやおいしさの秘密についてお話を伺います。
◇変わらない製法を守り、誠実な商品を届ける
お話を伺ったのは明治5年(1872年)創業、南蔵商店の六代目青木良之(あおきよしゆき)さんです。南蔵のたまりは、美しい色合いとキレ、濃い旨味と深いコクが特徴で、その品質の高さから多くのラーメン店や蕎麦店に選ばれています。
青木さんは「良いものを作れば、商品が営業してくれる」と語り、その確かな味わいは町から世界の50か国以上へ輸出されています。創業から153年もの間、国内外から選ばれ続けてきた理由は、「自分の見える範囲で良いものを作る」という姿勢を守ってきたから。量を追って質を落とすのではなく、本当に価値をわかってくれる人に向けて代々誠実な商品を作り続けています。
天然醸造・3年熟成はあくまで土台にすぎず、「おいしい商品作りに真摯に向き合う」という信念が南蔵の根幹です。
◇毎日の料理にこそたまりを
青木さんは「たまりの使い方がわからないという声をよく聞く。刺身だけでなく、毎日の料理にこそ使ってほしい。」と語ります。
おすすめは、鶏の照り焼き。使うのはたまりのみ、みりんや砂糖を加えず、たまりで下味をつけて焼くだけで驚くほど美味しく仕上がります。お正月の焼きもちも、砂糖醤油ではなくたまりと焼きのりで食べると格別だそうです。
「ぜひ一度味わってみてほしい。この武豊町の小さな蔵から世界へ羽ばたく「たまり」の魅力を武豊町のみなさんにも知ってもらえたら嬉しい。」
南蔵商店のこれからについて聞いてみると「新しいことに無理に挑戦するのではなく、親父の考えを受け継ぎ、守っていきたい。」その言葉からは、伝統への誠実さが伝わります。
「今回はこちらの蔵を紹介するよ!」
※詳しくは本紙をご覧ください。
