イベント [特集]「全国豊かな海づくり大会」が41年ぶりに三重県で開催!

■全国豊かな海づくり大会とは?
「全国豊かな海づくり大会」は、水産資源の保護・管理と、海や湖沼(こしょう)・河川の環境保全の大切さを全国に伝える行事です。各都道府県の持ち回りで開催される国民的行事になっています。
三重県では、昭和59年に第4回大会が開催されて以来、41年ぶり2回目となる大会が令和7年11月9日に開催されます。

■第44回全国豊かな海づくり大会~美(うま)し国みえ大会~
開催日:11月9日(日)
会場:志摩市阿児(あご)アリーナ(志摩市)、宿田曽(しゅくたそ)漁港(南伊勢町)
[主催・後援など]
主催:
豊かな海づくり大会推進委員会
第44回全国豊かな海づくり大会三重県実行委員会
後援:農林水産省、環境省
大会会長:衆議院議長

●大会テーマ
「受け継ごう 命あふれる 清い海」
公募にて、大会テーマは「志摩市/小林碧琶(あおは)さん」、大会コスチュームデザインは「四日市市/田中奈美さん」の作品が選ばれました!

▽大会応援マスコット 「とこまる」
大会の気運醸成に向けたPR活動など、多くの場面で活躍しています。

▽大会コスチュームデザイン
多彩な水産物に恵まれた豊かな海が虹色で表現され、大漁旗のイメージに、三重らしさ(伊勢えび・あのりふぐ・青さのり・はまぐり)が詰め込まれています。

●美し国みえ大会の基本方針
(1)持続的な水産業の次世代への継承
(2)豊かな海や河川の恵みを享受するための水域環境の保全
(3)多彩な魅力あふれる「美し国みえ」の発信
※大会の詳細は、「県政だよりみえ10月号」でご紹介します。

■豊かな海づくりに関する県の取り組みをご紹介します
▽藻場(もば)・干潟(ひがた)などの再生
海水温の上昇や沿岸域の埋立てなどにより、生き物を育む藻場や干潟が減少しているため、それらの再生に向けて、藻場や干潟の造成や保全活動の支援に取り組んでいます。

▽稚魚や稚貝の放流
水産資源の維持・増大に向けて、卵から育てた稚魚や稚貝(種苗(しゅびょう))の放流に取り組んでいます。また、近年資源の減少が著しいアサリなど、新しい種苗の生産にも取り組んでいます。

▽漁場への栄養の供給
黒のりの生育不良が起きるなど、海の栄養不足が問題となっているため、漁場への肥料の供給や下水処理場から流れ出る栄養量の調節、その効果検証に取り組んでいます。

■「全国豊かな海づくり大会」のはじまりと三重県の関わり
昭和50年頃の日本の水産業は、高度経済成長の影響による沿岸域の環境悪化に加え、国際的にも200海里経済水域の設定による海外漁場からの締め出しという大きな岐路に立たされました。
そのような状況の中、昭和55年に全国漁業協同組合連合会会長に就任した宮原九一(くいち)氏(三重県漁業協同組合連合会会長)は、魚介類が生まれ、育ち、安全な食品として国民に届けられるためには、海の環境が整っていることが最も重要と考えました。そこで、「豊かな海づくり運動」を将来にわたって継続し、全国各地へ広げるため、一大国民運動として進めることを提唱しました。
宮原氏は、大会推進委員会の初代会長として昭和56年に第1回全国豊かな海づくり大会を大分県で開催し、その後、各都道府県の持ち回りで開催される国民的行事へと発展させました。

■知事メッセージ
三重は豊かな漁場に恵まれ、多彩な水産業が営まれています。本大会は国民的行事として全国からも注目が集まる行事です。この機会に、豊かな海が育んできた三重の魅力を全国に発信します!
三重県知事 一見勝之

問合せ:農林水産部 全国豊かな海づくり大会推進プロジェクトチーム
【電話】059-224-2162【FAX】059-224-2059【E-mail】[email protected]