- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県桑名市
- 広報紙名 : 広報くわな 令和7年8月1日号
くわなのウェルビーイング「ボランティア」
全ての人に訪れる高齢期、あなたはどう過ごしたいですか。市内の各地域には、高齢者の暮らしを支えるボランティアが多く存在しています。今月はそんな人たちにスポットをあて、活動の様子や各制度を紹介します。
■知識と経験を生かして社会参加を
全ての人に訪れる高齢期。身体機能の低下が見られるようになり、筋力や認知機能が低下した状態「フレイル」になってしまうこともあります。フレイルは適切な予防や支援により回復することも可能ですが、悪循環を起こしてフレイルが進行し、要介護状態に陥ってしまうこともあります。
健康な高齢者が要介護状態へと進んでいくきっかけとなるのが、社会とのつながりの低下です。定年退職など社会とのつながりがなくなると、生活が不活発となり、身体活動の減少や気分の落ち込みが起こります。役割を持って社会とつながるボランティアへの参加割合が高いと認知機能低下割合が低いという相関も確認されています(左図)。
健やかな高齢期を過ごすために、今、高齢者を支えるためのボランティア活動や高齢者によるボランティア活動が注目されています。ボランティア活動は「人のためにする、特別なこと」と思われがちですが、実は自分自身のためにもなることなのです。また、特別な経験や技術が必要でなく、それぞれの活動可能時間に合わせたボランティアを求めている団体も多くあります。
▽ボランティアへ参加していると認知機能の低下割合が低い
JAGES HEART 2014
問合せ:この記事については秘書広報課
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