文化 じもと再発見 なばりじまん

■700年の伝統が身近にあるまち 観阿弥創座の地・名張の能楽文化
室町時代からおよそ700年もの間、演じ伝えられてきた能楽。能の大成者・観阿弥が小波田で初めて猿楽座(後の観世座)を創座したことから、名張と能楽には深い縁があります。
「名張おやこ仕舞教室」では、観世流シテ方の上野朝義(ともよし)先生、上野朝彦(ともひこ)先生が仕舞を基礎から指導。当初は子ども向けの教室でしたが、楽しそうに稽古に取り組む姿を見て「親も一緒に習いたい」と声があがり、親子で参加できる場になったそう。これまでに140人ほどの子どもたちが仕舞を体験してきました。
また、今年創立35周年を迎える「名張子ども狂言の会」は、大蔵流狂言師の茂山七五三(しめ)先生・茂山宗彦(もとひこ)先生の指導のもと、毎年11月に開催される「観阿弥祭」などに出演しています。
700年前のご縁から、伝統文化を次の世代へつなぐ取組が行われています。子どもの頃からプロによる本物の能楽に親しめるのは、名張ならではの魅力といえます。

1月17日に「第8回名張おやこ仕舞教室発表会」が宇流冨志禰神社で行われ、11人の子どもたちと4人の保護者が堂々と仕舞を披露した。

◇700年親しまれるには訳がある
「観阿弥創座の地・名張」の子どもたちに能に親しんでもらいたいと、上野先生のご協力のもと「名張おやこ仕舞教室」を開催しています。はじめは正座すらままならなかった子どもたちが、稽古を重ねるにつれて、背筋をピンと張って堂々とした姿になっていくことに毎回胸が熱くなります。
能楽が700年続くのは、時代を超える魅力があるからだと思います。名張でこの先も能楽が親しまれるよう、たくさんの子どもたちに体験してもらい、魅力を伝えていきたいですね。

▽語るひと
能を考える会 代表
山本勝巳さん

■公益財団法人岡田文化財団助成事業
第16回 名張子ども伝統芸能祭り
伝統芸能を学ぶ子どもたちが練習の成果を発表!◎申込不要、入場無料
日時:3月7日土13:30~15:30頃
場所:adsホール
出演団体:
・伝統文化こども舞踊教室(つつじが丘教室)
・名張子ども狂言の会
・名張・こども仕舞教室実行委員会
・民謡芋の子村
・名張音頭保存会 こどもの部

問合せ:市観阿弥顕彰会事務局(文化生涯学習室内)
【電話】63-7892