- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県鳥羽市
- 広報紙名 : 広報とば 令和7年11月1日号
vol.11
■伊勢えび
伊勢えびは、「伊勢」の地名を冠した三重県を代表する魚種のひとつで、県の魚にも指定されています。三重ブランド認定品でもあり、伊勢えびを求めて多くの観光客が鳥羽を訪れます。
三重県では、伊勢えびの漁獲できる時期が10月1日から翌年4月30日まで(一部地域では9月15日から)と決められており、産卵などを保護しています。以前は、三重県が水揚げ量日本一でしたが、2024年度漁期は千葉県に次いで全国2位となっています。これは、伊勢えびの子どもが育つために必要な藻場の減少などが影響していると考えられています。
それでもやはり、伊勢えびの本場といえば伊勢志摩。風光明媚な鳥羽の海を望む場所で味わう伊勢えびは格別です。高価なため食す機会は多くはありませんが、独特の甘みと弾力のある身はまさに「えびの王様」と呼ばれるにふさわしく、縁起物として祝いの席でも重宝されます。
和食から洋食まで幅広く高級食材として用いられる伊勢えびですが、少し安価で利用しやすい冷凍品も販売されています。家庭で食す場合は、半割してぶつ切りにし、味噌汁にすると頭から尻尾まで余すことなく味わえます。また、同じく半割にしてマヨネーズ焼きにするのも手軽でおススメです。今シーズンはぜひ、えびの王様を家庭で食してみてはいかがでしょうか。
問合せ:
観光商工課観光係【電話】25-1157
農林水産課水産係【電話】25-1167
