くらし くまのペンリレー

■僕が生まれ育った町
西垣内新(にしがいとあらた)(有馬町)
239人目のペンリレー

僕は生まれてからずっとこの町で暮らしています。小さい頃から見てきた景色は、今も変わらず大好きな場所です。子供のころは友達と集まって、山で虫を捕まえたり、川で魚を追いかけたりして遊ぶのが日常でした。今は父親になり、自分の子供と昔遊んだ同じ川で水遊びをしています。自分が夢中で遊んだ場所で、今度は子供が楽しそうに笑っている姿を見ると、なんだか不思議で嬉しい気持ちになります。
この町には、いろんな行事がありますが、中でも思い出深いのは、毎年GWに揚がる「泳げ!鯉のぼりくん」の行事です。子供の頃は大きな鯉のぼりが風に揺れて泳ぐ姿にワクワクして、家族や地域の人たちと一緒に過ごすその時間を毎年楽しみにしていました。昨年からは、その行事を引き継ぐことになり、準備を担う立場となった今、地域の方々に支えていただきながら伝統を守る責任を感じています。子供の頃に憧れた行事を、次の世代に繋いでいく役割を担えることを嬉しく思います。
地域での活動は一人ではできません。準備の段階から多くの方々に声をかけさせていただき、力を貸していただけることで成り立っています。改めて、この町の温かさや人のつながりの大切さを実感しています。これからも地域の一員としてできることを続けながら、この町での暮らしを大切にしていきたいです。

次は木本町の井上翔太さんです。