- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊賀市
- 広報紙名 : 広報いが 2026年1月号
「市民参加」で未来をつくろう
新年あけましておめでとうございます。
伊賀市長に就任してからの1年間は、人生で経験したことのない緊張感の連続でした。息つく暇もない毎日でしたが、「市民とのつながりを結び直す」という強い使命感を持って取り組んできました。
昨年を振り返って、印象に残っている取り組みをご紹介し、今年の抱負をお伝えします。
■駆け抜けた令和7年
◇こども・若者の声を大切に
就任後すぐに「公立保育園の民営化計画」と「18歳成人式」を見直しました。
乳幼児期は人間にとって最も大事な時期だからこそ、市が直接責任を持って保育所運営と保育士などの人材育成を行うべきと考えました。具体的には、数年ぶりに正規保育士の積極採用を行い、保育環境の充実と質の向上をめざしました。また、県から森林教育アドバイザーの派遣を受けて、里山体験などの「自然保育」に取り組みました。今後は自然豊かな環境を生かし、小規模保育所での本格実施につなげていきます。
18歳成人式については、多くの若者や市民の声を受け止めて、令和9年から「二十歳のつどい」として開催することを決断しました。この問題は、聞くべき声をしっかりと聞けていなかったからだと考えています。昨年末には、こどもの権利擁護や啓発に取り組む「CAPみえ」の志治優美さんとアドバイザー協定を結び、「こどもの権利条例」の策定に着手しました。こどもや若者の声をもっと大切にする市政にすべく取り組んでいきたいと考えています。
◇持続可能なまちを未来へ
農業・林業の振興については、農業と農村の10年先の未来を描く「伊賀市夢のある農業振興計画」の策定に向けて動き出しました。策定委員会には、学識経験者や生産者はもちろん、若い世代にも委員メンバーとなっていただき、さまざまな声を反映させた計画作りを進めていきます。
昨年は戦後80年の節目の年でもありました。9月には「戦後80年平和の集い」を開催し、市内中学生の広島派遣報告や市内戦争遺跡のフィールドワークなども行いました。また、緑ケ丘中学校と伊賀鉄道丸山駅に平和サインを設置しました。戦争を知らない世代が増えていく中で、次世代に向けて、戦争に反対し、平和のために行動する人づくりを継続して行っていきます。
◇皆さんの声を市政に
「市民とのつながりを結び直す」という使命感から、私自身が出前講座を行う「あなたと話したい!市長ふれあいトーク」を5月より開始しました。これまで、住民自治協議会や市民活動団体の皆さんを中心に合計11回実施し、150人以上の方に参加していただきました。引き続き、市民の皆さんとの対話を大切にし、いただいた声をしっかりと市政運営につなげていきたいと思います。
■令和8年にめざすもの
◇城下町と農村のつながり
にぎわい忍者回廊事業では、「旧上野市庁舎SAKAKURA BASE(サカクラベース)」と「伊賀流忍者体験施設 万川集海(ばんせんしゅうかい)」がオープンしました。4月には新図書館がオープンします。さらに伊賀上野城や伊賀流忍者博物館といった観光資源を活用し、市街地全体に人の流れを生み出していきたいと考えています。また、農村地域の風景や新鮮な農産物の魅力も、多くの方に感じていただきたいと思っています。長期で滞在し、城下町と農村のそれぞれの魅力に触れることで伊賀市のファンになっていただき、地域経済の活性化をめざします。
◇もっと観光客を呼び込む
観光客の増加には、公共交通の充実も欠かせない取り組みの一つです。昨年は、JR関西本線の名古屋―伊賀上野間を結ぶ直通電車や、観光列車「はなあかり」の実証運行も行いました。JR西日本や三重県との連携を強化し、より本格的に観光列車の運行を進め、関西圏からの観光客やインバウンドの取り込みを図っていくことが重要だと考えています。市民の皆さんの公共交通のご利用もどうかよろしくお願いします。
◇暮らしを守るために
物価高騰対策にスピード感を持って取り組み、市民の皆さんの暮らしや地域経済を守りたいと思っています。
また、旧上野ふれあいプラザの利活用に関しては、このまま「負の遺産」にさせてはいけないと考えています。「市民の参加と協働」を通じて、市街地エリアをにぎわい創出や交流の拠点として機能させることをめざします。
阿山・大山田地域においても公共施設のあり方が課題となっているため、市民参加を促進し、地域にふさわしいあり方の検討を急ぎます。
■市民の皆さんへメッセージ
「市民に開かれた市政」をめざして、情報発信をより一層強化していきます。市民の皆さんも市政に関心を持って、市の取り組みに積極的に参加していただければ幸いです。
これからも市民の皆さんとの対話を大切にし、「日本一市民とつながりの深い市長」をめざします。ご一緒に素晴らしい伊賀市をつくっていきましょう!
◆令和7年伊賀市 10大(重大)ニュース
・上野総合市民病院と名張市立病院の外来相互診療を開始(1月)
・JR関西本線名古屋―伊賀上野を結ぶ直通列車・観光列車「はなあかり」の実証運行(2月・11月・12月)
・パートナーシップ宣誓者へ事実婚同様の続柄表記による証明書を発行開始(4月)
・市長の広聴広報機能の強化として「ふれあいトーク」・「一日こども市長体験」の実施(5月・8月)
・新たな拠点誕生!「旧上野市庁舎SAKAKURA BASE(サカクラベース)」と「伊賀流忍者体験施設 万川集海(ばんせんしゅうかい)」オープン(7月・8月)
・伊賀の伝統と祭りが大阪・関西万博に登場!(8月・9月)
・第3次伊賀市総合計画の策定(9月)
・戦後80年平和の集いなど平和事業を実施(9月)
・子どもの医療費の窓口無料化を18歳まで拡大(9月)
・プロ野球ドラフト会議における伊賀市出身2選手の指名(10月)
