文化 第141回 郷土史・風俗

■町の昆虫・キリシマミドリシジミ
キリシマミドリシジミは翅(はね)を広げた状態で35mm～40mm程の小型の蝶です。大正4年(1915年)、四日市市の山内甚太郎(やまうちじんたろう)によって御在所岳で初めて採集されました。その後、大正10年(1921年)に鹿児島県霧島山(きりしまやま)にて再発見され、新種の蝶「キリシマミドリシジミ」と名付けられました。キリシマミドリシジミはブナ科の新芽が成長する時期に孵化(ふか)し、6月中に蛹(さなぎ)になり、約1カ月後に成虫になります。7月上旬～8月下旬に御在所岳や周辺の山々に登ると見ることができるかもしれません。

■文献にみる菰野の動植物
会場：図書館2階　郷土資料コーナー
期間：令和7年11月1日～令和8年1月25日
時間：9：30～18：00