子育て 子育て支援だより

「子育てワンポイントアドバイス」
第227回 『たくさんほめて、自己肯定感を育みましょう!』
こころの相談員 前田里美

発達障害には《ADHD(注意欠如多動症)》というものがあります。【集中困難や学習困難、気が散りやすい。聞いていないように見える。じっとしていられず落ち着きがない。睡眠障害、様々な場面において不注意やまとまりのなさがあり一連の課題をやり遂げることが難しい。人の話を横取りする。順番を待てない。他人を妨害する。等】以上のような特徴がみられます。
発達障害や知的障害などのある子はトラウマを負うリスクが高くなります。親にとっては育てにくさを感じやすく適切なかかわり方がわからずに、可愛いと思えずに結果的に虐待とされるような接し方につながる場合もあるでしょう。学校等でもトラブルが起きがちで周りから非難を受けたり、出来ている部分を認めてもらえなかったりすることで自己肯定感の低さにつながります。
また、深刻で大きなけがをする確率が顕著に高く、障害がない子であれば乗り越えられるような事をトラウマ的に体験してこだわってしまうこともあります。
発達障害の特性は、子どもの成長と共に落ち着いていくところもあります。周りの大人は、叱るのではなく理解できるよう根気強く決まりなどを伝え、上手くいって褒められる経験を増やす環境を作り、自己肯定感を上げることが成長につながるでしょう。これは大人でも子どもでも、誰にでも当てはまることかもしれませんね。

※前田相談員は、あさひ園・小学校・中学校などで相談活動を行っています。

■5・6月の子育て支援事業

*最終ページに子育て健康課の子育て事業を掲載していますので、ご覧ください。