- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県度会町
- 広報紙名 : 広報わたらい 2025(令和7)年12月号
■〔度会小学校〕認知症ってなあに?
10月24日、度会小学校体育館にて「認知症キッズサポーター養成講座」が開催され、度会小学校5年生が参加しました。
講座では、グループワークを通じて「1人で迷子になったときの気持ち」「周りの人にどういう声をかけてもらったら安心するか」という問いかけから、認知症の人の気持ちについて話し合ったあと、町認知症サポーターの皆さんによる劇を鑑賞しました。劇の内容は、小学5年生の2人が下校中に認知症の高齢者を発見するというものです。鑑賞後は、自分ならどういう行動をするか、実際に劇の登場人物を演じることで発表しました。全員が、相手を気遣いながら、周囲の大人に知らせることができ、困っている人を助ける方法について学ぶことができました。
児童らは「認知症になった人がどんなに大変か知ることができた」「おじいちゃん、おばあちゃんを大切にしようと思った」と話してくれ、認知症への理解を深めるとともに、相手を思いやる気持ちについて学ぶ機会となりました。
■〔度会小中学校〕一流の音色が校舎に響く
11月14日、「新日本フィルハーモニー交響楽団」のメンバー5人が度会小中学校を訪れ、金管五重奏の演奏会が開催されました。
これは、三重県文化会館と新日本フィルハーモニー交響楽団によるアートプロジェクトの一環で「プロの演奏家が奏でる音楽を県内各地に届けたい」という思いのもと行われました。
度会小学校では、オッフェンバック「天国と地獄」や瀧廉太郎「花」など、アンコールを含めて7曲が演奏されました。児童はプロの演奏に耳を傾け、時には音楽に合わせて体を揺らしたり、手拍子をとったりと会場は大いに盛り上がりました。
度会中学校では、全校生徒が鑑賞した演奏会のほか、演奏者による吹奏楽部の指導が行われました。トロンボーンのパート練習では、生徒からの「曲の出だしで、高い音を出すことが難しい」という悩みに対し、演奏者から「音のイメージを作ることが大切。自信を持って吹いてみて」とアドバイスがありました。どの生徒たちも、演奏者の一挙一動を食い入るように見つめたり、熱心にメモをとったりと、学びを自分のものにしようとする真剣な姿が見られました。最後に、演奏者も加わった合奏が行われ、生徒たちはまたとない貴重な時間を過ごしました。
問合せ:
町教育委員会事務局【電話】62-2422
度会小学校【電話】62-0004
度会中学校【電話】62-0194
