くらし 年の初めに

御浜町長 大畑 覚

明けましておめでとうございます。皆様には、令和8年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
近年は、温暖化による地球規模での異常気象により、日本近海での台風の発生や線状降水帯による集中豪雨等が多発し、大規模な自然災害が頻発化しています。
当地域では、平成23年9月の紀伊半島大水害以降、大規模な自然災害には見舞われていませんが、必ず起こると言われている南海トラフを震源とする大地震・大津波の発生が懸念されています。
一方、地域経済においては、気候変動に加え、不安定な社会情勢等による需給バランスの崩れにより、急激な物価高騰や人件費の増加が顕著に現れてきている他、少子化による人口減少等により、私たちの日常生活や中小企業の経営維持に多くの課題が生じてきています。
令和8年度は、第6次御浜町総合計画後期基本計画のスタートの年度であり、総合計画に示した基本理念「私たちみんなが、町への誇りと愛着を大切にし、私たちみんなが、主体となって進めるまちづくり」に基づき、将来像である「一人ひとりが幸せを実感し、みはまらしく輝くまち」を実現するために、住民の皆様から寄せられた貴重なご意見や総合計画審議会の慎重な審議に基づくご提言等を十分に検討した上で、3つの重点プロジェクトと5つの基本目標及び行政運営の「目指すべき行政の姿」に示した各分野の各種施策を確実に実行し、将来に夢のある町政を推進して参ります。
「安全・安心の確保」プロジェクトでは、防災対策として各種計画やハザードマップの見直し、住宅の耐震化等を推進するとともに、防災訓練の実施や自主防災組織への支援等により、自助力・共助力の向上を図る他、津波避難タワーの未設置地区への設置や防災重点ため池の改修工事の完成を目指して参ります。
「地域経済の活性化」プロジェクトでは、みかん産地の再生として、10年間で100人の新規就農者を確保することを目指すとともに、荒廃地の再整備や国営パイロット園地における潅水用のパイプラインの更新及び農道整備等を推進して参ります。
又、地域経済循環創造事業補助金を創設し、新規事業の初期投資費用を支援して参ります。
「人口減少への挑戦」プロジェクトでは、物価高対応子育て応援手当の支給を実施するとともに、重点支援地方交付金の活用については、国の政策との整合性を保ちながら、保育料及び小中学校の給食費の無償化を継続実施する他、住民の皆様への支援策を講じて参ります。
又、認定こども園阿田和保育園の令和9年9月の開園を目指し、建設に着手するとともに、小中学校の新校舎建設全庁的プロジェクトによる用地取得をはじめ、設計業者の選定を行う等、令和12年度の新校舎開校に向けて着実に進めて参ります。
「目指すべき行政の姿」では、人口減少が進む中で、住民へのサービスの向上・充実を図るために、将来を見据えた効果的・効率的な役場の組織機構への見直しを行う等、次世代に繋がる新たな御浜町の礎を築いて参ります。
なお、重点プロジェクト以外の各分野における事業についても、「健康・安心」、「自立・協働」、「活力・挑戦」を大切にする価値観として共有しながら、「オール御浜」で取り組んで参ります。
皆様方の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、今年一年の皆様のご活躍とご健勝、ご多幸を心からご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。