くらし ペンリレー No.236

◆紀宝町に移り住んで
中澤 武さん(鵜殿)

ペンリレーのバトンを楽しみに待ち望み、ようやく回ってきました(笑)。
私の出身地は串本町です。20代のとき、就職を機に新宮市で生活し、妻と出会い、妻の出身地である紀宝町に移り住みました。幸せなことに4人の子宝に恵まれ、近くに住む妻の両親のサポートもあり、毎日にぎやかな生活を送っています。
わが家には、思春期真っただ中の中学生の娘が2人と、わんぱく盛りの小学生の息子が2人います。世のお父様方の中には共感いただける方もいらっしゃると思いますが、思春期の娘というのは父親の心を深く攻撃することがあります。しかし、傷を負った心を息子2人が「パパ大好き!」といつも癒してくれています。それを遠目から見守り家族をまとめてくれる心強い妻で成り立っています。
子育てをしていく中で町の取り組みの一つとして「みどりの少年隊」という活動があることを知りました。子どもたちが集団生活の中で班活動を行い、さまざまな経験をし、わが家の子どもたちも参加するのを楽しみにしています。
私が子どものころは体験したことのない町民運動会。子どもから大人まで汗を流して一生懸命に走っている姿はすばらしいものでした。
コロナ禍から、各学校の運動会が午前開催となり、家族でお弁当を囲んで食べることが無くなってしまった昨今、懐かしさを感じつつ子どもたちの記憶に残してあげたいと思う行事です。
また、子どもたちが成長していく中でPTA活動を経験させていただきました。PTAに携わっていただいた保護者や教職員の方のおかげでかけがえのない時間となりました。役員の経験からこれまで知り得なかった保護者の日ごろの子育ての大変さや苦労も知り、考え直す貴重な時期だったと思います。
今後、もっとよい町となるよう町民のみなさんと子育て支援や地方創生に向けた活動をしていけたらと思います。

[PROFILE]
なかざわ たけし さん
子育てをきっかけにさまざまな活動をした中澤さん。「子どもたちのおかげで貴重な経験をさせていただいています」と話していました。

11月号は鵜殿の置栖佳奈美(おきすかなみ)さんです。中澤さんからは、「ペンリレーのバトンをつないでいただきありがとうございます。」