くらし 令和6年度決算報告

REPORT 決算報告 2024

■一般会計歳出額は
69億949万円

令和6年度一般会計および特別会計の決算が町議会9月定例会で承認されました。
当初予算67億8,970万円で始まった令和6年度一般会計決算は最終的に歳入が74億5,572万円、歳出は69億949万円。歳入から歳出を差し引くと5億4,623万円の黒字ですが、そのうち令和7年度へ繰り越す事業に必要なお金が9,698万円あるため、実質的な収支は4億4,925万円の黒字です。黒字のうち2億3,000万円を財政調整基金に積み立て、今後の安定した財政運営に備えます。そのほか、特別会計においては左の表(下記参照)のとおりです。
それでは、令和6年度の一般会計決算状況をお知らせします。
(予算額・決算額は、千円単位を四捨五入しています。)

◆地方交付税が全体の約43.7%
令和6年度の歳入は74億5,572万円です。
歳入は、町税や各種収入など町が自主的に確保できる「自主財源」と、地方交付税や国・県支出金など国や県から交付・割り当てを受ける「依存財源」に大きく分けられます。
依存財源は69.8%で全体の約7割を占めています。依存財源のうち国・県支出金などが前年度より減少したため、依存財源の割合は前年に比べて1.7%減少しています。依存財源の内訳では、地方交付税が32億6,117万円(43.7%)、事業を進めるために国などから借り入れた町債は5億7,020万円(7.6%)です。
一方、自主財源は30.2%で全体の約3割です。この中で最も多いのは町税収入で10億1,730万円です。町民一人当たりに換算すると10万1,446円(令和7年3月31日現在の人口で計算)です。

◆民生費が全体の約27.4%
令和6年度の歳出は69億949万円です。
目的別に見ると、最も多いのは児童手当や福祉医療費助成制度などに充てられる民生費で、歳出全体の27.4%にあたる18億9,477万円です。
次に多いのは、町の全般的な管理事務や企画、税の徴収、戸籍、選挙、交通安全などに使われる総務費で、全体の17.5%にあたる12億1,189万円です。

◆令和6年度 特別会計決算額、町の貯金と借金
特別会計とは、特定の事業を行う場合に特定の収入を特定の支出にあて、一般会計とは別に収支経理を行う会計のことです。令和6年度の特別会計決算額は、歳入17億4,676万円、歳出16億6,871万円です。詳しくは下表のとおりです。

◆令和6年度の主なまちづくり事業
◇総務費
定額減税調整給付金事業 8,516万円
紀の宝プレミアム商品券発行事業 3,734万円
平尾井高齢者生産活動センター塗装事業 2,388万円

◇民生費
重層的支援体制整備事業 1,867万円
福祉センター駐車場整備事業 1,623万円
保育料第2子以降無償化事業 1,010万円

◇衛生費
訪問看護ステーション等複合施設整備事業 8,486万円
予防接種事業 2,760万円
清掃車購入事業 1,202万円

◇農林水産費
山村強靭化林道整備事業 1,017万円
新規就農者補助事業 385万円
木造住宅建設促進対策事業 200万円

◇商工費
ウミガメ公園物産館・飼育棟エアコン取替事業 804万円
空き店舗再生事業費補助事業 123万円

◇土木費
緊急自然災害防止対策事業 1億5,677万円
社会資本整備総合交付金事業 4,578万円
建物解体助成事業 750万円

◇消防費
津波避難タワー整備事業 1億3,400万円
木造住宅耐震補強等事業費補助事業 1,010万円
蓄電池式避難誘導灯整備事業 966万円

◇教育費
給食センター改修事業 8,166万円
鵜殿体育館改修事業 6,870万円
小中学校・幼稚園給食費無償化事業 3,327万円