くらし 特集 障がいのある人が自分らしく輝ける社会に(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県近江八幡市
- 広報紙名 : 広報おうみはちまん 2026年2月号
障がいのある人が社会活動に積極的に参加できる社会を実現するための支援に「生活介護」「就労継続支援」「就労移行支援」があります。今回は、これらの中から市内の事業所2つを紹介します。
一緒に「自分らしく輝く」ことを考えていきませんか。
問合せ:障がい福祉課
【電話】31-3711・【FAX】31-2037
■(合)あおい 就労継続支援A型aoi
◇思いも一緒に詰め込んだ、優しく温かいお弁当
aoiのお弁当箱の中には、食材以上のものが詰まっています。「このまちで、誰かの役に立つ仕事がしたい」という気持ちです。
そう話してくれたのは、就労継続支援A型事業所aoiの管理者の大田さん。もともとは日本料理店を営んでいたオーナーが、「福祉支援をしたい、何か自分たちにできることはないか」と考え、令和5年10月に「お弁当事業」を軸にA型事業所をスタートさせました。
◇伝える思い1 「作業」ではなく「仕事」を
私たちが大切にしていることは、「福祉っぽくない支援」です。障がいのある人だって、地域の人たちを支える仕事ができる。「福祉だから」「障がいがあるから」という理由で、その人の可能性や役割が限定されてしまう現状の社会に、少しでも選択肢を増やしたいと考えています。本来、人にはそれぞれ強みがあり、やりたいことがあり、社会の中で役に立ちたいという気持ちがあります。しかし、福祉の枠組みの中では、それが「作業」として扱われてしまう場面も少なくありません。私たちは、福祉でありながら、仕事として成立する場所をつくりたい。支援される側・する側という関係ではなく、同じ現場で、同じ方向を向いて働く仲間として関わりたい。そのための具体的な形がお弁当事業です。
◇伝える思い2 フラットな関係で築く空気感
私たちの事業所で特徴的なのは、買い出し、調理、販売、配達、在庫・売上管理までを、可能な範囲で一人ひとりの「やりたいこと」に合わせて働いていることです。その他にも、「時給をあげてほしい」と言われたら、単に「できない」と言うのではなく、その気持ちを尊重し、一般就労を選択肢の一つとして示しています。「欲」は人間なら誰もが持つ感情です。自分に自信が付いた証拠でもあります。その気持ちを摘んでしまっては、人は成長できません。
私たちの事業所には10代から50代までの16人の利用者がいますが、他にも正社員、パート、バイト、短期バイトがおり、常に人の流動性があります。また、ここでは障がいの有無で仕事内容が大きく変わるわけではありません。このようなフラットな関係が、逆に温かい空気感を育んでいます。
◇伝える思い3 「共生社会」を目指して
「ここで働いている間は、自分が障がい者であることを忘れられる」。利用者にこう言われたときは、本当にうれしかったですね。社会には目には見えないバリアが障がいとなって苦しんでいる人がたくさんいます。周りから理解され、力を発揮し、自分に自信を持つ。そんな場所を、A型という制度を活用しながら形にしていきたいと考えていますし、利用者も、ぜひ私たちを活用してほしいです。その積み重ねが、それぞれが支えあい、誰もが生きやすい「共生社会」を実現していくことにつながると信じています。
◆毎日350~400食! お弁当が皆さんに届くまで♪
〔01〕当日仕込み
フライ・ごはんなどは当日の午前6時から調理。早番の人が担当です。
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〔02〕盛り付け
午前8時からは、遅番の人も合流。副菜を盛っていきます。
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〔03〕配達
午前9時30分~正午の間に、利用者と職員が皆さんにお弁当を届けに行きます。
1月はドラマ撮影現場にもお弁当をお届けしました!
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〔04〕前日仕込み そうじ カップ盛り
配達以外の人は、次の日のお弁当の副菜作り、カップ盛り、そうじなどを、それぞれ協力しながら行います。
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〔05〕高齢者向け弁当の製造と配達
高齢者向けに夕食用のお弁当も作っています。当日調理and当日配達です。
みんなで協力して作るお弁当はおいしさand思いやり満点!
お問い合わせ:
【電話】31-0166 〒523-0033日吉野町775-9
