- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県近江八幡市
- 広報紙名 : 広報おうみはちまん 2026年2月号
■(公財)近江兄弟社 ワークステーション ヴォーリズ
就労移行支援事業・就労定着支援事業
◇『働きたい』をあきらめない。自立への一歩
ワークステーションヴォーリズは、障がいのある人が一般企業への就職を目指し、働くための訓練から就職後の定着までを一貫して支援する福祉事業所です。
令和4年に病院が移転し、既存の施設を活用しようと「ヴォーリズ・メモリアル・ヴィレッジ構想」の第1弾として、令和5年から開設しました。医療・介護分野だけでなく、障がい者との共生社会を目指し、自立支援に重点を置いた事業所です。今回は、これまで医療福祉に長く携わってきたという向さんにお話を伺いました。
◇伝える思い1 隣人愛の心
小児医療で障がい児を受け持ち、訪問看護を行っていたことがありました。働く中で、「この子たちが大人になった時、自立した生活を送ることができるのか」「地域の理解はあるのか」など、さまざまなことを考えるようになりました。もちろん障がいの程度によることは分かっていますが、一律に働く場所を限定するのではなく、自立したいと考えている全ての障がい者の就労を支援したい。「隣人愛の心」で、困っている人に手を差し伸べたい。人情的というかおせっかいというか、近江兄弟社全体にも言えるかもしれませんが、ヴォーリズ的気質の気持ちから始めた事業ですね。
◇伝える思い2 一般就労という生き方につなぐ
働くことに不安を抱える人に対し、生活リズムの安定、コミュニケーション力の向上、仕事に必要な基本的なスキルの習得を支援しています。作業訓練や実習を通して、自分の得意なことや適性を見つけ、一般企業での就職につなげています。就労定着支援事業では、就職後も安心して働き続けられるよう、本人や職場と連携しながらサポートを行います。職場での悩みや不安を一人で抱え込むことがないよう、定期的な面談や相談支援を通して、長く安定して働くことを支えています。これまで18人が物流業務や介護補助業務、事務職などに就職しました。
◇伝える思い3 安心できる居場所
ここに来て「自分にはこんなことができるのか」「自分の人生が変わった」と話してくれる利用者がいます。卒業した利用者もステーションに来て、頑張りを伝えてくれたり、息抜きしたり、イベントのボランティアをやってくれたりしています。職員一同の励みになるとともに、チャレンジしたい人がチャンスを掴める支援をしたいという思いも強くなります。願わくば、地域社会の理解と自立心を持った人たちに、将来のことを見据えた支援が広がり、この事業が広がればうれしいです。
◆ここが魅力! ワークステーションヴォーリズのいいところ♪
〔01〕多様な訓練内容!職場定着率は94%
人によって得意なこと・苦手なことは違いますが、ここでは一通り訓練します。思いがけない得意なことが見つかるかも?
訓練内容例:企業製品組立作業、郵便物仕分け、ピッキング、PCデータ入力、介護実務訓練など
〔02〕ジム併設で体も気分もすっきり
午前訓練後の30分は体力づくりの時間。張り詰めた気持ちも和らげます。
〔03〕生き物に癒(い)やされる
金魚やウーパールーパーなど、小さい生き物のお世話もしています。疲れた時は、彼らを見てリフレッシュ!
◇申し込み後の流れ

◆利用者さんに聞いてみました
▽Tさん(男性)
ここに来て本当によかったと思っています。来る前は緊張していましたが、支援員さんが優しく話しかけてくれて、リラックスできるようになりました。就労したくても、自分に自信がなかったり、スキルがなかったりで緊張している人でも、「大丈夫」だと伝えたいです。
▽Yさん(女性)
さまざまな仕事について学んでから就職しようと、養護学校卒業後にここへ来ました。すごくアットホームな雰囲気で、皆さんに何でも相談できるし、助けてもらえます。部品を組み立てるような細かい作業が得意で、将来的にはスーパーの陳列などをやりたいですね。
お問い合わせ:
【電話】33-7720 〒523-0806北之庄町492
■事業所は、年齢や心身の状態などから選択できる福祉サービスです

今回ご紹介した以外にも市内には多くの事業所があります。ご相談などがあれば、お気軽に当課まで問い合わせください。
