くらし すべての人を大切にするまちに

■「草津市男女共同参画についてのアンケート」結果から
市では昨年度に「草津市男女共同参画についてのアンケート」を実施しました。今回は、調査結果の中から、一部を紹介します。

◇各分野での男女の地位の平等感について
「男性が優遇されている」「どちらかといえば男性が優遇されている」を合わせた『男性優遇』が大きな割合を占める分野は「社会通念・慣習・しきたりなど」(78.8%)、次いで「政治分野で」(78.0%)でした。
前回(令和元年度)の調査と比較して「社会通念・慣習・しきたりなど」は4ポイントの減で「政治分野で」は0.4ポイントの減でしたが、依然として「男性優遇」が全体の7割を超えています。
「社会通念・慣習・しきたりなど」では、女性への無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)や差別意識が根強く残っていることを、市民の多くが感じていると考えられます。「政治分野」では、女性の参画が他の先進国に比べて極めて低い実態(昨年6月発表ジェンダー・ギャップ指数で政治分野113位/146カ国)が市民意識にも反映していると考えられます。「平等である」の回答の割合は「学校教育の場で」が49.3%で最も高く、次いで「家庭生活で」(34.7%)「地域活動の場で」(33.6%)となりました。

◇性別でみる各分野での男女の地位の平等感について
性別でみると、女性は全ての分野で「平等である」が男性と比べて少なく「男性優遇」も高くなっています。特に「家庭生活で」「法律や制度のうえで」は男性よりも20ポイント以上高くなっており、男女の意識差が大きい分野といえます。
調査の結果から、改めて平等感は分野によって差があることや、男女間の意識の違いがあることが分かり、継続した意識啓発の必要性や、日々の当たり前を省みることの大切さを感じる結果となりました。性別に限らず、誰もが役割を担い、支え合って毎日を過ごしています。お互い感謝を伝えながら「これで良かったかな」と自分を振り返ることが、お互いの考えを認め合う一歩になるのではないでしょうか。みんなで「市民一人一人が自立した個人として生き生きと暮らせるまち草津」へと取り組んでいきましょう。

◎草津市男女共同参画意識調査の結果について
※二次元コードは本紙P.7をご覧ください。

■6月23日(月)~29日(日)は男女共同参画週間
今年度のキャッチフレーズは“誰でも、どこでも、自分らしく”です。期間中、当センターで図書やパネルの展示を行います。県内の男女共同参画センター(滋賀県、大津市、彦根市、米原市、高島市)でも、さまざまな展示を実施しています。ぜひお立ち寄りください。

問合せ:男女共同参画センター(大路二、キラリエ草津5階)
【電話】565-1550
【FAX】565-1518