- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県守山市
- 広報紙名 : 広報もりやま 令和7年11月15日号
福祉の現場には「働きがいがある」「人の役に立つ仕事」など、仕事に魅力を感じている職員がたくさんいます。「福祉の仕事は大変」というイメージを持たれることもあり、なり手不足といわれる中、手厚い補助制度や働きやすい環境が整ってきています。
福祉の現場には、資格がなくてもできる職種もあります。経験を積みながら専門の資格を取得することもできます。人と接することが好きな人や、人の役に立つ仕事をしたいと思っている人、将来や今後に「福祉の仕事」を選んでみませんか。
■インタビュー
土川 郁水(つちかわいくみ)さん
現場で働く職員に話を伺いました
障害者支援施設 蛍の里(洲本町)
▽働き手も利用者も「人」の魅力が仕事の楽しさ
現在は育児休暇中ですが、蛍の里で仕事を始めて5年目になります。
母が障害福祉の仕事をしていたので、子どもの頃は施設が開催するイベントにも参加して、「陽気な人たちが気さくに話しかけてくれる楽しい所」というイメージでした。障害のある人を「こわい」と避けようとする人もいますが、知ってみるとユーモアがあって楽しい人が多いものです。
福祉の仕事を探していろいろ調べているうちに守山市が面白そうと思い、同じ頃に守山で育った夫と会いました。縁だったのかもしれません。
ショートステイの現場が私の職場です。利用者さんと仲良くなって「土川さ~ん」と声をかけてもらうとうれしいですし、ソファに座って就寝前の利用者さんと少しおしゃべりをする時間は安心してもらえて、私自身も癒やされる時間です。
利用者さんへ思い入れが強すぎて線引きに苦労したり、やることもたくさんありますが、一人ひとりの「どう快適に過ごしてもらうか」を「ケース会」のチームで考えて支援につなげていくなど、やりがいも面白さもたくさんあります。
福祉の仕事は大変といわれますが、蛍の里を運営する社会福祉法人湖南会は産休・育休もしっかりしているし働きやすい職場なので、育休後も時短勤務を経て正規勤務に戻る予定です。
■インタビュー
インドリヤニさん
現場で働く外国人職員に話を伺いました
ぐるーぷほーむ花梨(立田町)
▽亡き祖母を思い介護、試験合格で夢をかなえたい
インドネシアから来日して6年目。特定技能1号として、1月から花梨で働いています。
最初の赴任地は北海道で、初めて雪を見ました。次が大阪、守山は3番目の赴任地です。人も温かく親切で、今までで一番住みやすいと感じています。職場の人間関係もよくて、皆さん外国籍の私を優しく支えてくれて、豚肉を食べないことやお酒を飲めないことなど、文化や宗教の違いも理解して協力してくれます。
私は子どもの頃、父母も外国に働きに出ていたので祖父母に育ててもらいました。職場では、施設の利用者さんたちを、今は亡き祖母だと思いながら介護をしています。もちろん仕事には大変なところもありますし、利用者さんにお風呂の声かけをして断られて外国人だからかなと悩んだり、故郷が懐かしくなったりする時もありますが、仕事の大変さもスキルアップになると思っています。
インドネシアには介護施設がありません。日本はとても良い国で、介護技術も進んでいます。来年1月に介護福祉士の資格を取得するため、働きながら勉強も頑張っています。合格できたら、ずっと日本で働けるようになります。夢は夫と二人、日本にずっと暮らし、日本で子どもを産み育てることです。
■インタビュー
木村 明日香(きむらあすか)さん
現場で働く介護職員に話を伺いました
小規模多機能型居宅介護事業所 花梨(立田町)
▽人の役に立つ仕事、キーワードは「ありがとう」
高校の時に、進路相談で人の役に立つ仕事がしたいと先生に話し、福祉の仕事に向いていると言われたのが福祉の道に入ったきっかけです。短大で福祉を学び、大津市の特別養護老人ホームを経て、1月から花梨で働いています。
特養では大人数を皆で見るという仕事をしていて、一人ひとりとかかわる時間があまりなかったですが、今は暮らしていた地域で通いのデイサービスとショートステイが合体したような施設の仕事なので、私には合っていると思います。
施設の利用者さんの日々に寄り添う中では、大変なこと以上にやりがいや楽しさがあります。私なりのキーワードは「ありがとう」の言葉です。私もそうですが、利用者さんに「ありがとう」と言われるとうれしいものだから、着替えで協力してくれた利用者さんなどに「ありがとう」と自分から伝えます。
利用者さんとおしゃべりをするのも楽しいですが、花梨で働くようになって、同僚や先輩方も優しく交流の機会もあって、ますます楽しいです。
これからは、地域に近いからこそ、普段介護をしているご家族にも寄り添う機会を作っていけたらと思っています。さらに将来、いつかケアマネジャーの資格を取得できたらと思っています。
