子育て わたしたち、子ども福祉委員の活動中です

■市社会福祉協議会の「子ども福祉委員」は、さまざまな福祉の現場で活動しています。
守山市社会福祉協議会では、市内の市立中学校の生徒を対象に「子ども福祉委員」を募集し、子どもの頃から福祉の心を育てる取り組みを行っています。学校の授業ではなく、全員が自ら希望して参加するもので、高齢者や障害者との交流や一日民生委員・児童委員体験など、学校の外でさまざまな福祉活動に取り組んでいます。
令和5年度に始まった活動は今年で3年目を迎え、30人の生徒が参加。思いやりと支え合いの気持ちを育みながら、地域に温かい輪を広げています。

●パラスポーツ教室のお手伝い
パラスポーツ教室で、障害のある人も楽しめるいろいろなスポーツを学び、体験しました。(8月2日)

●委嘱状交付・活動ガイダンス
7月から12月まで、高齢者や子ども、障害者など、いろいろな人を対象にした福祉活動を体験しています。

●一日民生委員・児童委員体験
地域の民生委員と一緒に、高齢者世帯や赤ちゃんのいる家庭に訪問しました。(9月7日)

●高齢者との交流会・施設見学
高齢者福祉施設 ゆいの里で入所者と交流し、高齢者福祉や認知症について学びました。(7月13日)

子ども食堂のお手伝いなど、子ども福祉委員は、ほかにもいろいろな福祉活動の体験をします。

■子ども福祉委員の中学生にインタビュー
Q 子ども福祉委員に応募した動機は
岡橋:母が老人ホームで働いていたので、福祉には以前から興味がありました。3年連続での参加は、活動が楽しかったのと、将来看護師になりたいと考えているので、自分の夢に一歩近づけると思ったからです。
菊地:94歳のひいおばあちゃんが老人ホームに入居しているので、接し方を知りたいと思いました。子どもが好きなので保育園の活動も体験したいと思い、参加しました。

Q こども福祉委員のほかにも福祉活動をしていますか
岡橋:特別養護老人ホームゆいの里でボランティアをしています。
菊地:福祉活動ではないかもしれませんが、朝の挨拶は一日気持ちよく過ごせると先生に聞いてから、会った人には挨拶をするようにしています。

Q 活動に参加して「福祉」についてどう思いますか
岡橋:生まれてから一生関係するもの。いつもそばにあるものだなと思います。福祉とは「ギブandテイク」の関係ではなく、支え合う心のことだと思いました。
菊地:福祉は普段の暮らしに関わりが深いものです。将来、医師になりたいと考えているので「福祉の心」は大切なものだと思っています。みんなが福祉の心を持っていたら、みんなが気持ちよくなる、楽しくなるものです。

Q 活動に参加した感想はどうですか
岡橋:1年生で初めて参加した時は2人しかいませんでした。毎年人数が増えてきて、すごくうれしいです。人と話して笑顔になってもらうのが楽しいです。
菊地:初参加ですが、お年寄りなど活動を通してうれしそうな顔をしてくれるのを見て、参加して良かったなと思いました。

・菊地 快至(きくちかいし)さん
(守山南中学校1年生)
将来の目標に役立つのではと初めて参加

・岡橋 優衣奈(おかはしゆいな)さん
(市立守山中学校3年生)
第1回 子ども福祉委員から3年連続参加

問合せ:
・守山市社会福祉協議会【電話・有線電話】583-2923【FAX】582-1615
・健康福祉政策課【電話・有線電話】582-1123【FAX】582-1138