スポーツ 懐かしの「びわこ国体」をふりかえる

昭和56年に滋賀県で開催された第36回国民体育大会「びわこ国体」は、「水と緑にあふれる若さ」をスローガンに、7市18町で36競技が実施されました。滋賀県勢は県民の期待と声援に応え、目覚ましい活躍を見せて念願の天皇杯・皇后杯を獲得する栄誉に輝きました。
当時、人口約3万8千人の小さなまち「栗東町」での競技開催は、大会期間中延べ3千人に及ぶ町民の協力のなか、成功のうちに終了しました。大会の様子や、まちの取り組みを写真などで振り返ります。

■競技
体操競技が栗東町民体育館、馬術競技が日本中央競馬会トレーニングセンター乗馬苑で、ともに10月14日〜17日の4日間で実施されました。両会場では、競技を一目見ようと連日多くの観衆が詰めかけました。

■炬火リレー
10月10日、11日の2日間にわたり、16区間を総勢224人の町民が走破。
沿道に集まる観衆の拍手や声援で沸き上がりました。

■まちの取り組み
▽選手へまごころの味を
大会参加者への食事提供に向けて、町内各公民館や学校の調理室で、調理技術や食品衛生等を学ぶ講習会が行われました。受講者は総勢で763人と記録されています。

▽民泊の心のこもったおもてなし
栗東町の宿泊施設の不足から、大会選手や監督など約1,400人が一般家庭353軒へ民泊することになりました。参加者との「心のふれあいの場」となるよう各家庭では受け入れ体制に万全が期され、温かな歓迎により、参加者との交流が深められました。

■びわこ国体での思い出を伺いました
▽奥村市衞門さん、紀代子さん(御園)
東京から馬術競技の選手6人を民泊で受け入れました。1週間の滞在中、歓迎会に始まり、毎晩近所からも人が集まり晩餐会。朝は早くから馬の世話に出られます。日毎に賑やかで愉快な時間を過ごしました。

▽竹中忠利さん(綣)
民泊では、京都の体操競技選手4人が我が家に宿泊されました。めでたく優勝されたので、1日宿泊を延ばし、記念に寄せ書きなどをしてお祝いしました。

▽須田武志さん(大橋)
当時はバスケットボール競技の総監督をしていました。50年に一度あるかないかの国体に、競技別総合優勝を目標に掲げ、毎日夜遅くまで強化練習に取り組んでいました。成年男子・少年男子の種目で優勝を果たしました。

▽奥村睦子さん(小野)
開会式式典の伴奏者としてエレクトーンを演奏しました。晴れやかな青空が広がる中、巨大な拡声器から、大勢の音楽団と共に奏でる音が会場に響き、幸せを感じました。

■目前企画!わたSHIGA輝く国スポ・障スポ
いずれも申込み不要。小学3年生以下の子どもは保護者が同伴してください。

▽みんなでまちをきれいに!クリーンアップ運動
内容:競技会場周辺(栗東市民体育館-手原駅間)の清掃活動
日時:6月21日(土)9:00~9:50(受付8:30)小雨決行
場所:栗東市役所横栗東第一児童公園

▽くりちゃんとまちをお掃除!
内容:国スポ・障スポ開催に向けて、くりちゃんと一緒にまちの清掃活動をしましょう♪声をかけてくれた人には、ステッカーをプレゼント!
日時:6月12日(木)までに実施
場所:市内各コミセン周辺

▽花の種をまこう
内容:まちを花でいっぱいにして市外から訪れる人を歓迎する取り組みです。小さなプランターにお花の種を蒔いて持ち帰ります。
日時:6月21日(土)10:00~11:30
場所:栗東市役所横栗東第一児童公園(雨天時は庁舎2階第1会議室で開催)

▽手形アートで花いっぱい
内容:手形スタンプで花を描こう!大会時の装飾に使用します。
日時:6月21日(土)10:00~11:30
場所:栗東市役所横栗東第一児童公園(雨天時は庁舎2階第1会議室で開催)

問合せ:国スポ・障スポ推進課
【電話】551-0661【FAX】551-0149