健康 特集 地域ぐるみで築く安心の暮らし(2)

■いつまでも自分らしく過ごせるように 9月は認知症啓発月間
▼認知症基本法が施行されました
令和6年に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。この法律では「認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会(共生社会)」を目指すとされており、本市も認知症施策をより一層推進していきます。

▼市内図書館・市役所正面玄関に「認知症啓発ブース」を設置します
9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。この日を中心に市内図書館・市役所正面玄関ロビーに啓発ブースを設置します。ブースでは認知症になっても安心して住み続けられるための「認知症あんしんガイドBOOK」などを配布しています。
認知症基本法の目指す共生社会の実現には、「認知症になっても個人のできること、やりたいことがあるという視点」が大変重要です。認知症は誰もがなる可能性があります。この機会に啓発ブースを通じて認知症と向き合ってみませんか。

▼認知症チェックをしてみましょう
▽物忘れがひどい
□(1)今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる。
□(2)同じことを何度も言う・問う・する。
□(3)しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている。
□(4)財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う。

▽判断・理解力が衰える
□(5)料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった。
□(6)新しいことが覚えられない。
□(7)話のつじつまが合わない。
□(8)テレビ番組の内容が理解できなくなった。

▽時間・場所が分からない
□(9)約束の日時や場所を間違えるようになった。
□(10)慣れた道でも迷うことがある。

▽人柄が変わる
□(11)些細なことで怒りっぽくなった。
□(12)周りへの気づかいがなくなり頑固になった。
□(13)自分の失敗を人のせいにする。
□(14)このごろ様子がおかしいと周囲から言われた。

▽不安感が強い
□(15)一人になると怖がったり寂しがったりする。
□(16)外出時、持ち物を何度も確かめる。
□(17)「頭が変になった」と本人が訴える。意欲がなくなる
□(18)下着を替えず、身だしなみを構わなくなった。
□(19)趣味や好きなTV番組に興味を示さなくなった。
□(20)ふさぎ込んで何をするのも億劫がり嫌がる。

出典:公益社団法人認知症の人と家族の会家族がつくった「認知症」早期発見の目安

▼認知症チェックでいくつか思い当たることがあれば、近くの地域包括支援センターへご相談ください
栗東地域包括支援センター(治田・治田東・金勝)【電話】558-6979
栗東西地域包括支援センター(治田西・大宝・大宝西・大宝東)【電話】584-4121
葉山地域包括支援センター(葉山・葉山東)【電話】552-5280