- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県甲賀市
- 広報紙名 : 広報こうか 2025年11月1日号
◆令和6年度の主な事業
ここでは、令和6年度に実施した事業の成果の一部を紹介します。
◇道の駅あいの土山整備事業〔12億5,103万円〕
新築工事では、骨組み及び屋根工事までを概ね完了し、併せて既存施設の解体工事を実施しました。また、次年度以降に予定されている第2駐車場整備に向けた設計業務を行いました。これらの整備を経て、令和7年8月1日にリニューアルオープンを迎えました。
◇道路新設事業(市道新町・貴生川幹線内貴橋 道路改良工事)〔3億7,097万円〕
新しい内貴橋において、橋の舗装工事及び両岸の取付道路工事を完了し、令和6年9月22日に供用を開始しました。引き続き旧橋撤去工事を実施しています。
◇水口保健センター・水口子育て支援センター整備事業〔9億7,020万円(内繰越2億557万円)〕
健康増進と妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援のさらなる充実を図るため、老朽化した水口保健センターと水口子育て支援センターを複合施設として整備しました。
◇学校給食事業〔3億7,480万円〕
物価高騰によって保護者の給食費負担が増えないよう、材料費の高騰分に対する補填を行いつつ、食育と地産地消の取組みとして、市制20周年を記念し地元産食材を活かした「20周年お祝い給食」や国指定史跡である紫香楽宮跡の水田で栽培されたお米を提供するなど、歴史を学び、感謝の心を育む給食を提供しました。
◇国スポ・障スポ施設整備事業 水口スポーツの森再整備事業〔7億4,209万円〕
国スポ・障スポの大会会場となる水口スポーツの森において、陸上競技場、野球場、多目的グラウンド、管理棟の改修・建築工事を行いました。
◇茶生産振興対策事業〔2億9,153万円〕
世界的な抹茶ブームにあわせ、てん茶工場の増設や茶の品質向上に必要な防霜設備の新設・更新、茶樹の新植・改植などに係る支援を行うとともに、販売戦略として、カートカン「近江の茶」の首都圏での配布や朝宮茶のブランド検討、「土山一晩ほうじ」のPR販売を実施しました。
◇病児・病後児保育事業〔4,933万円〕
病気や病気の回復期であって、集団生活が困難な児童を預かる病児保育を実施しました。9月までは、看護師を常駐させ、市内の小児科医との連絡調整を図りながら安全な保育を行い、10月からは民間事業者による医療機関併設の病児保育室に対して、開設・運営の補助を行いました。
◇2025大阪・関西万博に向けたブランド発信支援事業〔1,493万円〕
本市の多様な地域資源・地場産業を体験するとともに万博の機運醸成を図る「コウカEXPO2024」や、JR大阪駅直結の大規模商業施設において信楽焼の展示販売や信楽焼を用いた茶のふるまい、作陶ワークショップやロクロ実演などを実施し、市内外の方に向けて地域資源の魅力を広く発信しました。
◇カーボンニュートラル推進事業〔2,230万円〕
地方創生人材派遣制度を活用し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた具体的施策を検討しました。また、企業との連携協定に基づく公共施設8施設へのウォーターサーバーの設置とオリジナルエコボトルの作成を行うとともに、商工会青年部と協働で甲南第一小学校にて断熱・遮熱リフォーム体験講座を実施するなど、地域脱炭素化につながる取組みを推進しました。
◇スペシャルサポートルーム(SSR)設置事業〔1,256万円〕
スペシャルサポートルーム(SSR)を設置した小学校21校のうち、19校に51名のスクーリングケアサポーターを配置し、教室に入りにくい児童に寄り添うことで教室復帰につなげました。
◇市制施行20周年記念事業〔913万円〕
旧5町合併による新市誕生から今日までの歩みを振り返るとともに、市民の力を活かした「新しい豊かさ」によるまちづくりを市内外に強くPRしました。
◆決算審査報告
監査委員 山本 哲雄(やまもと てつお) 瀨古 幾司(せこ いくじ)
令和6年度甲賀市一般会計および各特別会計決算、基金の運用状況、公営企業会計決算ならびに財政健全化、経営健全化判断比率について、審査に付された各会計の決算書や附属書類等を審査したところ、いずれも関係法令に適合して作成されており、計数も正確で、適正に執行されているものと認めました。
一般会計・特別会計は黒字を維持し、公営企業会計も病院事業会計と診療所事業会計を除いて純利益を計上しています。
財政健全化判断比率と各企業会計の資金不足比率は良好な状態にあると認められます。
持続可能な財政基盤の確立のため、国や県の予算編成や補助制度の動向を注視され、特定財源の確保に努められるとともに、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)、公民連携、事業のビルド・アンド・スクラップ等を計画的に進められ、3つのテーマ「子育て・教育」「地域経済」「福祉・介護」を更に前進させると共に、4つの視点「地域共生社会の実現」「公共施設の統廃合」「未来への投資」「市役所力の強化」を力強く推進され、第2次甲賀市総合計画基本構想の未来像「あい甲賀いつもの暮らしにしあわせを感じるまち」の実現に向け、様々な施策が展開されることを期待して、令和6年度各会計決算審査および結果の概要報告といたします。
※8月18日付
市長へ決算審査報告
問合せ:監査委員事務局
【電話】69-2261【FAX】63-4577
