文化 町史編さんだよりVol.80

新米の季節を迎えています。三ツ池区に「清水式無砂精米麦機」という大きな円筒型の精米機が残されていました。これは大正10年(1921)に信用販売購買組合が設置した電力精米機で、三ツ池区では10台が稼働していました。かつては生産能力を高めるために石粉を混ぜていましたが、清水式はその必要がないために砂が混じらず、風味良いコメが食べられるようになりました。「天下唯一」を登録商標としたこの機械は、厚生社(農協)でも導入され、精米されたコメは京都へと運ばれていました。

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