くらし 綾部発情報すくらんぶる133:綾部で暮らす

市は「移住立国あやべ」を掲げ、さまざまな移住・定住促進の施策を展開しています。昨年度は、市の定住サポート総合窓口を通じて、27世帯51人が移住しました。今回の情報すくらんぶるは、市の取り組みや移住者の声を紹介します。

■移住者視点の情報を発信
本市では、移住・定住をワンストップで支援するため、平成20年度に同窓口を設置。空き家紹介だけでなく、就職・就農相談や地元住民との顔合わせに職員が同行するなどきめ細かな対応に努め、円滑な定住につなげています。
こうした取り組みに加え、「移住立国あやべ」のホームページの充実にも注力。ボランティア組織「ここらへんのことつたえ隊」と連携し、移住者視点の情報を発信しています。また昨年から、SNSに同ホームページへ誘導する広告を掲示。移住に関心を持つ人たちに、綾部の暮らしの魅力を効果的にPRしています。

■空き家の掘り起こし進める
移住の促進には、空き家の流動化が鍵を握ります。市は、空き家相談会を毎月開催。令和4年に実施した空き家調査の結果を基に、空き家バンクへの登録を促す取り組みも進めています。空き家は、移住者受け入れの資源です。利活用にご協力ください。空き家バンクに関する相談・問い合わせは、定住・地域政策課【電話】42-4270へ。

■移住者interview
ホッとする古里のような場所
齋藤潤子さん(梅迫町)

昨年12月に長野県から移住しました。移住先を探していたとき、友人に誘われて綾部市を訪問。思いがけず出会った先輩移住者から「ここは住みやすい」などの声を聞いたことが、綾部への移住を考えるきっかけになりました。その後、市の窓口で物件を紹介してもらい、昭和レトロな雰囲気に一目ぼれ。周囲の日本昔話のような風景も印象に残りました。他の候補地と悩んだ末、担当者の親身な対応もあり移住を決意。地域の人が温かく、季節の野菜をいただくなど常に気にかけてくださり、ホッとする古里のような場所だと感じています。

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