- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府綾部市
- 広報紙名 : 広報あやべねっと 令和7年6月号
■人の数だけある性のあり方
性のあり方は、身体の性だけでなく/性自認/性的指向/表現する性―の4つの要素の組み合わせなどによりさまざまで、「男性」「女性」という2つの性別だけではありません。一人一人顔や性格が違うように、性も人の数だけ存在します。それぞれの違いは個性であり、認め合い尊重することが大切です。
■自分らしくいられる社会へ
LGBTQ+(※)をはじめとする性的少数者は「身近にはいない」「会ったことがない」と思いがちですが、私たちが気付いていないことがほとんどです。性のあり方について告白(カミングアウト)や相談を受けた場合は誠実に受け止めてください。本人の了解なしに他人に話すアウティングは、重大な人権侵害に当たります。6月は「プライド月間」と呼ばれ、性的少数者の権利を啓発するイベントなどが世界各地で開催されています。あいセンターでは月間に合わせ、関連図書を展示中です。この機会に、性の多様性への理解を深め、誰もがありのままの自分でいられる社会の実現を目指しましょう。
※レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニングの頭文字をつなげ、多様な性のあり方を+で表しています。
◇性を考える4つの要素
・身体の性…出生時に割り当てられた戸籍上の性別
・性自認…自分が認識している性別
・性的指向…恋愛対象や性的な関心の対象になる性別
・表現する性…服装や言葉遣いなど、自分の性別をどう表現するかということ