- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府綾部市
- 広報紙名 : 広報あやべねっと 令和7年6月号
「あやバス」の愛称で親しまれているあやべ市民バス。本年4月に、運行開始20周年を迎えました。
◆地域に根ざし運行
あやバスは、平成17年4月1日に運行を開始。同20年12月に関西丸和ロジスティクスが運転業務を担ってからは、ピンク色の車体がトレードマークになりました。
現在は、全9路線を運行。通学や通院、買い物など、市民の暮らしを支え続け、令和6年10月には累計乗車人数が400万人を突破しました。
◆各種取り組みで利用促進
あやバスの利用促進のため、市は/健康長寿定期65半額キャンペーン/あやバス絵画展の実施/中学生以下の運賃無料化/SNSを活用した情報発信―などに取り組んできました。今後もサービスや利便性を向上させ、市民に愛され続けるあやバスを目指します。
●公共交通のあり方を考える
市と地域公共交通活性化協議会(会長、山崎善也・綾部市長)は5月20日、市制施行75周年とあやバス運行20周年を記念して、あやべ公共交通シンポジウムを開催。京都大学名誉教授・中川大さんは「あやバスを普段使わない人も“1週間に1往復”から乗ることを始め、地域住民が公共交通を“使い・育てる”ことが大切」と呼び掛けました。
シンポジウムには、市民や関係者ら約90人が参加。あやバスの歩みを振り返るとともに、将来の公共交通のあり方について考えを深めました。
●あやバス利用者の声
私は、あやバスが運行したときから乗っています。自動車の運転免許を持っていないこともあり、買い物や病院に行く際は必ず利用しています。あやバスがあるおかげで、一人で出歩くことができて助かっています。
(味方町・80代女性)
バスの運転手がいつも親切にしてくれてありがたいです。あやバスは路線も多いし運行本数もたくさんあるので使い勝手が良いです。これからも利用します。
(高津町・70代女性)