くらし UJISHIのコラム(各課からのコラムをご紹介!)

■01 [お茶][歴史]宇治史探検(170)
知る人ぞ知る宇治の豆知識をお話しします。

◇巨椋池なごりの舟道
府道京都宇治線(旧国道24号線)沿い、小倉町春日森の病院跡地には、スーパーなど商業施設が建ち並んでいます。その商業施設の1本北側の道路を西に曲がり、まっすぐ進むと近鉄電車の下を通る道があります。
駅や高架以外で近鉄電車の下を通れるのは、市内ではここだけ。この通路は、もともと巨椋池で漁をする人びとの舟を通すために設けられた水路でした。かつての巨椋池の東岸、巨椋神社付近の大和街道沿いに集落を形成した小倉地区では、農業とともに漁業が営まれ船着き場がありました。
昭和3(1928)年に開通した近鉄京都線の前身である奈良電車は、巨椋池の東端に堤を築き、その上に線路を敷設しました。そのままでは舟の出入りができなくなるため、舟専用の通路、舟道が設けられたのです。同8年からはじまった巨椋池干拓工事により舟道は不要となりましたが、敷地は道路と用水路用地として利用されています。現在も、初夏から夏にかけて、干拓地の田んぼに向けて用水が勢いよく流れていきます。

問合せ:歴史資料館
【電話】39・9260

■02 こんなときどうする?
◇充電ケーブルやモバイルバッテリーの発火にご注意!!

Q:スマートフォンの充電ケーブルが濡れてしまいました。タオルで拭いてから充電しましたが、スマートフォンとケーブルをつなぐコネクター部分から煙が出て焦げてしまいました。何が原因だったのでしょうか。

A:タオルで拭いた後も、微量な水滴が残っていたと考えられます。コネクター部分に液体やごみなどの異物が付着した状態で充電ケーブルを接続すると、内部でショートし、発火するなどの恐れがあります。建物が全焼に至ったケースもありますので、異物は完全に除去してから使用して下さい。


製品事故防止の為には!
・取扱説明書で正しい使い方を確認しましょう。
・使用頻度によらず、品質や性能は低下していきます。
・異変を感じたらすぐに使用を中止し、メーカーや販売店に相談しましょう。

問合せ:消費生活センター
【電話】20-8796

■03 火災件数が増加!!
◆原因は電気火災!!
宇治市の令和6年の火災件数は44件で5年よりも12件増加しています。
原因別では電気関係11件、次いでコンロとストーブが各3件と、電気関係の火災が増加しています。

◇主な3つの電気器具類とその出火原因
(1)充電式電池・リチウム電池
・廃棄する際に適切な処理を行わない
・暖房器具で温められ、内部に熱がこもる
・低温下での充電、落水・落下 など

(2)プラグ・コード類
・コードの折れ曲がりや踏みつけによる半断線
・たこ足配線による過電流、束ねることによる過熱
・プラグ周辺の埃の堆積

(3)電子レンジ
・食品を必要以上に長い時間温める
・調理不可の包装(アルミホイルなど)の加熱
・内部の油汚れの放置 など

[火災予防対策]
私たちの身近には、常に火災のリスクが潜んでいます。電機器具類は説明書等をよく読み、適切な使用・維持管理に努めましょう。

問合せ:予防課
【電話】39-3902【FAX】39-9406