くらし 《実録》ちょっと待った!その契約 消費生活相談の現場より

■廃品回収を頼んだら高額な請求をされた!
◇事例(1)
年末の大掃除でソファーや棚などの不用品が出たが、市の指定場所までは運べないので回収業者に依頼することにした。郵便受けに投函されたチラシに「見積もり無料」と記載されていた業者に電話して家に来てもらった。訪問後、勝手に荷物を運び出された上、高額な請求をされた。不満だったが、怖くて文句が言えず支払った。

◇事例(2)
引っ越しで不用品が出たため、インターネットで業者を探し、「軽トラパック5,000円」と記載のあった業者に電話して来てもらった。当日2人の作業員が来て、積み込み後に10万円を請求された。ネット広告と違うと抗議したが、追加作業代がかかったからと言われ仕方なく支払った。

◇被害防止のポイント
・家庭から出る不用品の収集・運搬を行うには、市の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。無許可の業者にごみ処理を依頼することは違法です。市ホームページにある「市ごみの分別・出し方ガイドブック」(本紙19ページ)に許可事業者の一覧を掲載しています。粗大ごみ収集の申込・問合せは、環境衛生センター甘南備園(【電話】62-4328)に電話してください。
・チラシやネット広告に記載されている料金どおりの請求になるとは限りません。回収を依頼する際、事前に複数の業者から見積もりを取り、追加料金の有無や作業内容を比較しましょう。
・市は、70歳以上の市民を対象に、大型ごみや家具の運搬作業などをシルバー人材センターに依頼した場合の、費用の一部か全部を補助する高齢者生活応援事業を行っています。詳しくは、市ホームページを確認するか、高齢者支援課(【電話】63-1307)に問い合わせてください。

相談・問合せ先：消費生活センター(産業振興課内)
【電話】63-1240(平日午前9時～正午・午後1時～4時)