くらし 地域とつながる 区・自治会ホントのトコロ

区・自治会は、安全・安心で豊かな生活を送るため、地域の問題解決や住民の連帯感の向上に努める自主的な団体です。積極的に活動している区・自治会を紹介します。

■No.12 興戸区長 市川真義さん
◇自然と暮らしが調和する興戸区
興戸区は市のほぼ中央に位置し、西側に同志社大学、東側に近鉄興戸駅があり、約1,800世帯、3,700人が暮らしています。3月には区内に、農体験や西日本最大級の砂場で遊べる京田辺クロスパークが誕生し、気候の良いこの時期は、多くの人でにぎわっています。

◇地域に息づく酒造りの神社と大池
興戸の地名は、昔この地で酒造りを職業とした人々「酒人(さかうど)」に由来しています。区内には、酒造りに縁のある酒屋神社があり、河内国の酒造りを職業とする一族が移り住み、酒造りを伝えたとされています。本殿は一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の屋根に千鳥破風(ちどりはふ)と軒唐破風(のきからはふ)を配した姿で、山城地域でも珍しい貴重な姿をしています。また、秋には鮮やかな朱色の紅葉が参道を包み、地元では隠れた名所として愛されています。
また、神社と向き合うように大池があります。この池は、周辺の広大な農地に欠かせない農業用水を蓄える役割だけでなく、美しい四季の景色が楽しめる憩いの場にもなっています。興戸駅から程良い距離なので、散歩がてら一度訪れてみてはいかがでしょうか。

◇区の活動について
毎年5月に行っている区民一斉清掃では、地域がきれいになるだけでなく、互いに顔を合わせることで自然と交流が深まる良い機会となっています。また、8月には納涼会を開き、今年は600人を超える区民が参加し、大いににぎわいました。10月に地域の公民館で開いた文化祭では、日ごろの活動や趣味の成果を披露するとともに、こどもたちも楽しめる行事となりました。
そのほか、月に1度の未就園児向けの「子育て広場」や、子ども会でのボウリング大会やキャンプ、高齢者向けの「いきいき体操」など、幅広い世代の人に楽しんでもらえる活動も行っています。

■区・自治会に加入を
地震や水害、火事などの災害時には、地域の助け合いが重要となります。また、防災訓練や文化・スポーツ行事、公園の美化活動などで地域住民が交流することで、互いを支え合う充実した生活につながります。積極的に区・自治会へ加入・参加してください。

問合せ先:市民参画課
【電話】64-1314