文化 歴史・民俗 たなべのむかし

私たちの住むまちの歴史・民俗を不定期で紹介します。

■No.16 江戸時代の渡し船
本市の東側を流れる木津川は、江戸時代には橋がなく、渡し船を使って対岸と行き来していました。山本の渡し、飯岡の渡し、草内(くさじ)の渡し、観音寺の渡し、富野の渡し、水主(みずし)の渡しなどがあり、山本・飯岡・草内は本市側の地名で、その他は城陽市側の地名です。主要な道沿いにある富野の渡しや草内の渡しは旅人などが利用しましたが、水主の渡しのように両岸の村人が対岸の田畑に行き来するために利用していた渡しもありました。明治以降は衰退し、昭和39年の山城大橋の架橋により渡し船は廃止されました。

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