- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和8年1月号(No.956)
■〔INTERVIEW〕大学教員の声
市は、地域課題の解決や地域資源の掘り起こしにつなげるために、幅広い大学の研究者に研究を委託しています。市のモビリティ事業について探究する教員に話を伺いました。
同志社大学政策学部 准教授 安達晃史さん(35)
学生時代は合唱に打ち込み、現在は子育てに奔走。兵庫県出身
◆持続可能な公共交通サービスの在り方を研究
◇研究内容は
3者協定(本紙8ページ)に基づき、市の持続可能なまちづくりに向けたモビリティサービスについての調査研究を行っています。具体的には、路線バスをはじめとする市内の地域公共交通の利用実態と、将来的なMaaS(マース)、ライドシェア、シェアサイクル(※)などの導入に向けた需要を把握し、公共交通サービスにおける輸送密度などの最適な水準や利用者の支払意志額などを分析しています。結果を踏まえて、政策提言に結びつけられればと考えています。
◇市の公共交通の課題は
人口減少が進む地域での公共交通利用者の減少や、交通事業者の運転士不足が課題となり、市が公的補助で支えながら運行を維持することが困難になってきています。MaaS・ライドシェアなどを活用することで、市の財政負担を抑えながら、効率・効果的で持続可能なサービスであるかを検証することが重要です。
◇研究で印象に残っていることは
私の論文をきっかけに刊行された論文の著者に出会い、一緒に新たな研究を始めることになりました。研究成果を論文などでアウトプットし続ける意味を実感しました。
◇市の課題解決に向けて
市が掲げている「ゼロカーボンシティ」のまちづくりにおいて、公共交通の利用は重要な要素の1つです。既存の公共交通サービスを維持しながら、新たなサービスの在り方を研究することで、市の公共交通の利便性を高め、さらなる地域の魅力向上につながれば幸いです。
〔用語説明〕
※MaaS(マース)…Mobility as a Serviceの略で、利用者の多様なニーズに合わせ、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済などを一括で行うサービス
※ライドシェア…一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で運ぶサービス
※シェアサイクル…好きなサイクルポートで自転車を借りて、返却ができるサービス
