- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京田辺市
- 広報紙名 : ほっと京たなべ 令和7年9月号(No.952)
さまざまな分野における男女共同参画を推進するため、性別にとらわれず個性を発揮し、活躍している市民をシリーズで紹介します。
■Beauty Japan NANIWA ファイナリスト 介護福祉士・ヨガインストラクター 佐藤真理さん
〔ヨガを通して心と体を整える〕
菜の花畑でヨガをするなど、休日は気分転換に市内の自然を満喫しています。
◇Beauty Japanの大会とは
Beauty Japanの大会は、外見の美しさだけではなく、女性のキャリアを含む総合的な内側から溢れ出す美しさを重視した大会であり、社会貢献に努める女性を発掘し、その女性たちの活躍の場を応援しています。コンテストというと美しさを競うイメージですが、同大会は自分の活動を2分間のスピーチで観客に伝えることがメインです。
◇大会に出場するようになったきっかけは
私は介護福祉士として通所リハビリステーションで勤務しながら、ヨガインストラクターとして多くの方に介護予防のためのヨガを伝えてきました。現在は、視覚障がいの方にもヨガを教えています。最初は手探り状態での指導でしたが、徐々に誰かに支えてもらわなくてもヨガのポーズができるようになり、続けるうちに皆さんの笑顔を目にすることができました。障がいがあってもヨガができて楽しめるということを多くの人に知ってもらうのは重要だと思い、自身のインスタグラムで発信し続けていたところ、投稿が大会の主催者の目に留まり、大会に出場するきっかけとなりました。
◇大会に出場して良かったこと、大変だったことは
観客から見てどのような印象を持たれるのかと、自分を客観視して内観できたことは良かったと思います。一方で、普段のヨガの指導とは異なり、舞台の上で相手の心に届くように話すことが難しかったです。感情を込め、さまざまな人が好意的に受け取る言葉選びや話す間、声のトーン、スピードについても考える必要がありました。
◇日ごろ心掛けていることは
自分の「心の声を聞く」ことです。誰しも頭であれこれ考えて心が疲弊する時はあると思いますが、その際は一旦立ち止まり、何が大切かを考えるようにしています。疲れた時には、きれいな景色を見て外の空気を吸い、大きく背伸びをして深呼吸すると、肩の力が抜けて次に進むことができます。
◇今後の抱負は
ハンディキャップを持っている方がヨガを通して、自分もできることがあると気づくことは、自己の世界を広げるために大切なことだと思います。障がいがあっても心の在り方や夢、希望の光を持っていたら何度でも咲き誇ることできると感じています。ヨガを通して、自分らしく生きるきっかけになればと願っています。
「ヨガを通して心と体を整えていただけたら。深呼吸はお守りです!」と笑顔で話してくれた佐藤さん。その明るい人柄が、周囲の人を照らしているのではないでしょうか。
問合せ先:人権啓発推進課
【電話】64-1336
市ホームページではさらに詳しく紹介しています。