文化 みんなのジオパーク第12回 山陰海岸ジオパークの地震

山陰海岸ジオパークのエリアでは、大正14年に起きた北但馬地震(マグニチュード6.8)や昭和2年の北丹後地震(マグニチュード7.3)、昭和18年の鳥取地震(マグニチュード7.2)などの大きな地震がありました。

丹後地域が震源地となった北丹後地震は、郷村断層(網野町)がずれて地表に現れ、現在国の天然記念物として保護されており見学することができます。また、郷村断層は日本で初めて「活断層」という言葉が使用されたことでも知られています。他にも、鳥取市鹿野町は、鳥取地震の影響で曲がった水路が県の天然記念物として保存されており、また、城崎温泉の温泉街を流れる大谿(おおたに)川沿いの石垣には、北但馬地震で崩落した玄武洞の玄武岩が使用されています。
ぜひ現地で実物を見ながら、大地の壮大さを実感してみてはいかがでしょうか。

問合せ:山陰海岸ジオパーク推進協議会
【電話】0796-26-3783