- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府木津川市
- 広報紙名 : 【京都府木津川市】広報きづがわ 2025年9月号
■「地域で支える認知症~早期発見とつながりの大切さ~」
認知症地域支援推進員
木津東地域 河野(こうの)さん
木津西地域 龍谷(りゅうたに)さん
加茂地域 浅津(あさづ)さん
山城地域 田村(たむら)さん
認知症にやさしい地域づくりを推進するため、市では各地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を1人ずつ配置している。それぞれの専門知識を活かして認知症に関する相談業務に応じるだけでなく、地域づくりの様々な場面で認知症の人や家族の声を活かせるよう活躍している。市内で活躍する4人の認知症地域支援推進員に話を伺った。
▽認知症地域支援推進員の取り組みについて教えてください。
「認知症にやさしいまちづくり」を掲げ、市内の認知症の方やその家族が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、話をじっくり聞いて、医療・介護・福祉の関係機関と連携しながら、伴走支援をしています。
▽どんな時にやりがいを感じますか?
本人はもちろん、不安や悩みを抱えていた家族が、話を重ねるうちに少しずつ表情が和らいで、「相談してよかった」とホッとされた瞬間は、私たちも安心します。そんな出会いが、この仕事の原動力です。
また、地域には、認知症の方や家族が気軽に集える「認知症カフェ」もあります。お茶を飲みながら日ごろの悩みを話したり、専門職に相談できたりと、少し肩の力を抜いてホッとできる場です。各カフェにはそれぞれ特色があり、自分に合ったカフェを選ぶことができます。
▽皆さんにどのようなことを伝えたいですか?
認知症は、早く気づいて対応することで、その人らしい生活を長く続けることができます。「もしかして…」と思うことがあれば、どうか一人で抱え込まず、まずは相談ください。ちょっとした気づきが、大きな安心につながります。
9月は「世界アルツハイマー月間」です。市内では街頭での啓発活動や、啓発展示なども予定しています。(詳しくは10ページ)認知症について知るきっかけにしていただけたら嬉しいです。