- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府木津川市
- 広報紙名 : 【京都府木津川市】広報きづがわ 2025年10月号
■「仲間の声でつかんだ優勝」
西城陽高校3年 田畑晴光(たばたはるみ)さん
木津川市在住の西城陽高校3年生。陸上部に所属し、7月25日におこなわれた全校高校総体(インターハイ)で女子5,000m競歩に出場。22分43秒11で自己記録を43秒塗り替えて優勝し、高校生日本一となる。穏やかな人柄の裏に秘めた芯の強さや忍耐力で、見事に勝ち抜いた田畑さんに、優勝した時の気持ちなど話を伺った。
▽どのようなきっかけで競歩を始めたのですか?
元々小学生からフィールドキッズというクラブチームで長距離をしていて、走ることは好きでした。中学では陸上部がなく、一度陸上から離れましたが、このまま終わるのは嫌だと思い、燃え尽きたいと思って高校で再び陸上を始めました。
高校で陸上部に入り、顧問の先生が、みんなに競歩を勧めていて、初めて競歩をしました。思った以上にタイムが伸びたので競歩でチャレンジすることに決めました。
▽優勝した時はどんな気持ちでしたか?
前日から体調がよく、気持ちが整っていて、優勝する気満々でした。競技中は仲間たちの応援の声がどこからも聞こえてきて、気持ちでも負けませんでした。
1位でゴールしたものの、レースが終わってからも審査があり、失格もあり得るので、結果が出るまではとても緊張していました。結果が出た瞬間、嬉しさが込み上げてきました。
▽今まで競技を続けてきて、大変だったことはありますか。
きつい練習の時は嫌になり、何度も辞めたいと思いました。メンタルが落ちているときは、友達や両親に話を聞いてもらい、気持ちを切り替えています。
そんな友達や両親に、レースで勝つことで恩返しができているのは嬉しいです。
▽今後の目標や将来の夢について教えてください。
大学に進学しても競歩を続けていきたいです。また、大学で体育の教員免許も取得できるように頑張りたいと思っています。