その他 施政方針・予算(概要) 令和7年度(1)

◆未来へ向けて大きな変貌を遂げていく久御山町に「心躍(おど)るわくわく」予算

▽決意を新たに
昨年8月の町長選挙におきまして、引き続き町政運営の舵取りを仰せつかり、4期目の任期となる4年間のまちづくりの公約として、「シン・歴史の創造くみやま夢実現計画70の宣言」を新たに皆さまにお示ししました。
第5次総合計画の具現化をめざし、各施策を必ず成し遂げてまいりたいと決意を新たにしています。

▽食料やエネルギーの物価高騰
令和6年は、ロシアのウクライナ侵略や、イスラエルとパレスチナとの紛争の影響を受け、食料やエネルギーの物価高騰が高止まりするとともに、欧米諸国の高い金利水準の継続、中国の不動産市場の停滞に伴う影響など、経済の不透明化は依然として続く1年でした。
また、国内では年始早々から「能登半島地震」や「航空機の重大事故」が発生し、特に能登半島では9月の線状降水帯による「能登半島豪雨」の発生で二重の自然災害に驚きと胸の痛みを感じたところです。

▽構築された絆の響鳴
そのような中、本町では、食料やエネルギーなどの価格高騰による物価高騰対策、子育て応援定期便や高校生までの医療費無償化などの子育て支援を一層充実させ、各施策を積極的に推進してまいりました。
また、令和6年度を「絆の響鳴」予算と位置づけ、「地域のきずな再構築支援事業」「地域子育てモデル事業」「全世代・全員活躍まちづくりセンター(グランハット)の整備」「KUMIYAMA“わくわく”フェスタの開催」などの実施により、コロナ禍で失われた人と人との絆が再構築され、響鳴しつつある手応えを感じているところです。

▽わくわく感を共有
こうした事業を通じ、令和7年度は、住民の皆さま、企業の皆さま、私たち行政が、大きく変貌する久御山町の未来に対し、「心が躍るわくわく感」を共有できればとの想いから、「心躍るわくわく」予算として、一般会計の予算総額は過去3番目の規模となる98億2000万円のきわめて積極的な予算としています。

▽久御山町を更に進化させ次世代につなぐため
これまで、さまざまなプロジェクトの種を撒き、育んできましたが、本年から数年をかけてその各プロジェクトの種が成長し、これから大きな花を咲かせ実を結び始める時期となります。
「グランハット」の完成や、「ホテルルートイン京都久御山」を核とした南大内地区の賑わいの創出、「新市街地(みなくるタウン)」の整備、久御山中央公園のリニューアルなど、これから目に見えて変貌を遂げていく久御山町にどうぞご期待ください。
町制施行70周年を経た今、先人のたゆまぬ努力により、豊かな自然と農業・商工業・住宅が調和し、70年をかけて発展してきたこのまち「久御山町」をさらに進化させ、次世代につないでいくため、次の80年に向け素晴らしい未来を創造するため、全身全霊で取り組んでまいります。

○信貴康孝(しんきやすたか)
昭和40年生まれ。佐山出身・在住。近畿大学商経学部卒業。平成19年4月に久御山町議会議員に初当選。平成23年5月から町議会議長。平成24年8月から久御山町長。現在4期目。

【未来のくみやまへ『心躍るわくわく予算』】
※千の位、四捨五入
○『心躍るわくわく』空間の享受
〈いよいよお披露目「グランハット」オープン 4,376万円〉
建築工事完了後、内覧会やオープニングイベントを実施
〈くみやまの魅力発信大阪・関西万博関連事業 963万円〉
久御山町産業売込み隊による「黄金の茶室」出展、小・中学生の万博体験委託

○『心躍るわくわく』空間の創設
〈多世代交流、憩い・ふれあいの公園久御山中央公園の整備 8,392万円〉
中央公園及び荒見苑整備に伴う設計業務、雨水循環利用整備工事の実施

○『全国一番の子育て環境のまち』の推進
〈こども園、小・中学校給食の完全無償化 9,757万円〉
〈みまきっこまんなか応援まちづくり事業 2,111万円〉
子どもをまんなかに地域がつながるまちづくりを推進

○「野菜のまち」久御山町食育推進条例の推進
〈「くみやま野菜」の学校給食等への積極的な取り入れ 5,944万円〉
〈野菜のまち応援クーポンを全町民へ 2,720万円〉
久御山産野菜や野菜を育てる資材購入に使用できる割引クーポンを全町民に配布

▽会計別予算
※千の位、四捨五入