- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府久御山町
- 広報紙名 : まちの総合情報紙 広報くみやま 令和7年8月1日号 No.1172
■妊娠期の感染症
~風疹について~
妊娠すると免疫力が低下します。これは、免疫細胞がお腹の赤ちゃんを異物とみなし攻撃しないようにするためですが、同時に菌やウイルスなどにも弱くなります。
そのため、普段なら症状が出ないような弱い感染症でも重症化につながる可能性が高くなります。妊娠期に注意しなければならない感染症はいくつかありますが、その中から今回は風疹についてお知らせします。
風疹とは、風疹ウイルスに感染することで引き起こされる感染症です。ほとんどの人が合併症なく自然に治癒しますが、妊婦さんが風疹にかかり、お腹の赤ちゃんにも感染すると、死産や流産となったり、先天性風疹症候群と呼ばれる病気をもって生まれることがあります。先天性風疹症候群にかかると生まれつき心臓や眼、耳の聞こえ、脳など、全身に影響がでることがありますが、風疹に対する治療はありません。妊娠中の女性は、風疹の予防接種が受けられないため、適切なタイミングで必要な回数のワクチン接種を行い、風疹にかからないようにすることが重要です。また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族など)も、風疹に感染しないように予防に努めてください。
久御山町では、安心して妊娠・出産できるよう風疹または麻疹風疹混合の予防接種費用の一部を助成しています。詳しくは、ホームページをご覧ください。
問合せ:子育て支援課