くらし 消費生活110番

■強引に勧められる住宅のリースバック契約にご注意!
▽相談事例
・自宅(マンション・戸建て住宅)を売却する契約と同時に、その不動産の賃貸借契約を結んで、その後は家賃を払いながら同じ家に住み続けるという「住宅のリースバック」契約に関する相談がここ数年増加しており、当事者の約7割が70歳以上になっています。
・自宅を売るようしつこく言われ、怖くなって応じてしまった。
・生活に困っていたのでリースバック契約をしたが家賃が値上げされ支払えなくなった。
・認知症の父が相場より非常に安価な売却額でリースバック契約をしていた。

▽相談事例からみる問題点
・強引な勧誘によって消費者が望まない契約をしてしまう。
・リースバックの契約内容について消費者に適切に理解をさせていない。
・判断能力が低下した高齢者がトラブルにあっている。

▽消費者へのアドバイス
・勧誘が迷惑だと思ったらきっぱりと断り、今後勧誘しないように伝えましょう。
・自宅を不動産に売却した場合、クーリング・オフはできません。
・売却後もそのまま住み続けたい場合、家賃を支払い続けられるかよく確認しましょう。

▽身近な高齢者を守るために
・日頃から高齢者の生活や言動、態度などを見守り、身近にいる周りの方が変化にいち早く気付くことがとても重要です。

★消費生活のトラブルは、消費者ホットライン「【電話】188(いやや)」、京都府消費生活安全センター【電話】075-671-0004、京都府山城広域振興局商工労働観光係【電話】0774-21-2103へ。
毎週木曜日午後1時~4時には、消費生活相談員が役場で無料相談を受け付けています。

問合せ:産業・環境政策課