子育て はぐくみ♡コラム(6)

■新生児期の子育て
新生児とは、出生から生後4週までの赤ちゃんのことです。新生児期の赤ちゃんは寝るのが仕事といわれるほど、よく寝ます。睡眠時間は16時間以上と、一日のほとんどを占めます。まだ昼夜の区別がつかないため、朝起きて夜眠るというサイクルではなく、一日に何度も寝たり起きたりを繰り返します。生活リズムが整うまでは大変ですが、朝から昼まではカーテンを開けて自然光を取り入れ、夜は照明を暗くするなどで、少しずつ昼夜の区別がついていきます。
また、授乳時間も一日の多くの時間を占めます。新生児期の赤ちゃんの授乳の間隔は2~3時間と短いです。赤ちゃんの発育やお母さんの母乳の分泌状況によって授乳頻度には個人差がありますが、母乳は欲しがるだけ飲ませても大丈夫です。一方で、ミルクの場合は、3時間の間隔を目安に授乳するのが良いです。他にも沐浴やスキンケア、オムツ交換など育児は慣れないことが多いと思います。病院では、2週間健診や1か月児健診がありますので、気になることがあれば相談してみてください。
久御山町では、出産した人の全員を対象に担当の保健師が新生児訪問を実施しています。訪問日は、お母さんの体調や心配事によって、退院後すぐから2か月になるまでの間で調整しています。育児のことや赤ちゃんの体重の増加、お母さんの心身の悩みなど些細なことでも気軽に相談ください。
新生児期の子育てはとても大変で、不安や戸惑いも多い時期ですが、子育ては家族だけでなく、地域全体で支えていくものです。一人で抱え込まず、必要に応じて相談しましょう。

問合せ:子育て支援課