その他 令和6年度久御山町決算概要を報告

一般会計の歳入総額は99億4,292万円で、前年度比で14.7パーセントの増、歳出総額は93億6,895万円で、前年度比で13.5パーセントの増となっています。(1万円未満四捨五入。以下同じ)

~実質単年度収支10年連続の黒字~
歳入から歳出を差し引いた形式収支額は5億7397万円で、そこから翌年度へ繰り越す財源を控除した実質収支額は5億1306万円です。
前年度の実質収支額と比較した単年度収支額は1億2488万円の黒字となりました。単年度収支額に財政調整基金(※)積立額を加え、財政調整基金取崩額を控除した実質単年度収支額は4億3884万円となり、10年連続しての黒字となりました。
歳入では、町税が平成9年度に次ぐ、過去2番目の53億円超えとなり、前年と比較して5252万円の増となりました。
歳出では、全世代・全員活躍まちづくりセンター「グランハット」の整備をはじめ、定額減税に伴う調整給付金や子育て支援医療費助成の高校生までの医療費無償化、まちの駅クロスピアくみやまのコワーキングスペース本格運用に向けた改修工事を行い、また、久御山中学校体育館の空調設備の設置やみまきっこまんなか応援まちづくりの推進などの新規事業開始により前年度と比較して11億1678万円の増となりました。
※財政調整基金…年度間の財源の不均衡を調整するための基金

■一般会計歳入

町税…皆さんが納める「町民税」、「固定資産税」、「町たばこ税」、「軽自動車税」など
国庫支出金…国が地方公共団体に対して支出する負担金や委託費、補助金など
地方消費税交付金…地方消費税の市町村分が、都道府県から市町村に交付されたもの
府支出金…府が地方公共団体に対して支出する負担金や委託費、補助金など
町債…町の借入金
法人事業税交付金…府が法人事業税の一部を財源をとして、市町村の従業員数に応じて、市町村に交付する交付金

■会計別決算額
特定の事業を行うため一般会計と分けて設置する特別会計には、国民健康保険、三郷山財産区、介護保険、後期高齢者医療の各会計があります。企業会計には、水道事業、下水道事業会計があります。

■一般会計歳出

民生費…児童福祉、障害者福祉などの事業に要する経費
総務費…戸籍や税の徴収、人事など他の部門に分類されない事業に要する経費
教育費…学校教育、スポーツ振興などの事業に要する経費
衛生費…母子保健や予防接種、廃棄物処理などの事業に要する経費
土木費…道路、公園などの事業に要する経費
消防費…消防救急などの事業に要する経費
公債費…町債を返済する元利償還金など
商工費…商工業振興、観光振興などの事業に要する経費
農林水産業費…農業などの事業に要する経費
議会費…議会活動に要する経費
労働費…労働福祉の事業に要する経費

■経常収支比率の推移
経常収支比率とは、町税など毎年経常的に入るお金に対して、人件費や扶助費、公債費など、毎年必ず支出しなければならないお金が占めている割合のことです。
割合が高いほど、自由に使ったり、貯金したりするお金の余裕がなく、財政状況が硬直化していることになります。
前年度(令和5年度)の82.4パーセントから85.3パーセントと2.9ポイント増加しました。

問合せ:企画財政課