- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府伊根町
- 広報紙名 : 広報伊根 2025年10月号(第651号)
■「ざっくばらんなおしゃべり会in玄か〜sizuka〜」を開催しました
みなさん、お住まいの地域で歳を重ねていくということを想像していますか?
いくつになっても人との繋がりや関わりを持って生活を送ることは、元気に暮らすために重要なことです。
ざっくばらんなおしゃべり会は、住民さんが気軽に立ち寄れる場所で、美味しいものをいただきながら、地域の温かいお話や困りごと・ニーズなどをお話しする会です。
今回は本庄上野尻で、川村厚志さん・美紀さんが営む農家民宿「玄か(しずか)」で開催しました。
▽ここが出来て地域がパッと明るくなった
9月25日木曜日。普段は一棟貸しの宿が本日のおしゃべり会の会場となったことで、「この建物がずっと気になっていた」「来てみたかった」という参加者6名が集った。
店主の川村さんは、「農業頑張るんやったら応援するよ」という近所の方の言葉と、引っ越しの際に京都市内まで迎えに来てくれた温かさに惹かれて伊根町への移住を決意した。
近所に住む参加者は、「玄かが建つまでここは殺風景な田んぼだった。こんな素敵なところが出来て、野尻がパッと明るくなったようだ」と笑顔を見せる。「わざわざ来てくれる移住者が将来の伊根町を保存してくれるのではないかと期待している」と参加者は語る。
「せっかくこんな素敵な場所があるんだから定期的に催しをしてほしい」との声が多数。「農家との兼業が忙しく私たちでは難しいが場所は提供できる。月に1回でも誰かに貸し出してカフェをしてくれたら」と店主が語ると「ぜひやってほしい!」と明るい声が飛び交う。おしゃべり会をきっかけに地域の居場所が増えることを期待。
▽「やってみな分からんやん!」
ある参加者が語り始める。「本庄地区で店を始めるとき、本庄なんかにお客さんが来るわけないと言われた。でもお店を始めて2年。色んなところからお客さんが訪ねて来てくれる」。同じく本庄地区に建つ玄かにも、ゆったりした時間を求めて多くのお客さんが訪れる。
「お嫁に来た」「親の病気をきっかけに帰って来た」「移住して来た」理由は様々だが、皆、伊根町に暮らしていて、「伊根町が好き」ということは同じ。
「伊根町の人は、○○地区、と地区で分ける人が多い気がする。そうじゃなくて、どこも大好きな伊根町。伊根町みんなで盛り上がっていきたい」と意見が出る。「舟屋が有名だからそれを入口として、食材の産地や生産者など、まだまだたくさんある他の魅力にも目を向けてもらいたい。住民同士が繋がれば伊根町全体が活性化するかも!」「やる前にできないと決めつけたくない!」「上手くいくかどうかなんてやってみな分からんやん!」と熱い話が続いた。
初めて訪れた「玄か」で、今日知り合った「伊根町が好きな人同士」、「なにか大きなことが出来たらいいね」と夢が膨らむ。
それがざっくばらんなおしゃべり会。
▽次回のざっくばらんなおしゃべり会
日時:11月26日(水)10時~15時
場所:本庄浜 こやcafe
13時30分~診療所の先生が来られます
・お好きな時間にお越しいただけます。
詳細が決まり次第「いねばん」「社協Instagram」等でお知らせいたします。
お問合せ:
・伊根町社会福祉協議会【電話】32-0176
・伊根町地域包括支援センター【電話】32-3041
