しごと 【城東区通信】吉村区長の城東見聞録

城東区×SDGs
3.すべての人に健康と福祉を
9.産業と技術革新の基盤を作ろう

今回は、城東区にある“健康”に携わっておられる企業を3か所ご紹介します。

1.株式会社タイヨウ(森之宮2)
「生体ガス」をキーワードに生体ガス測定システムのパイオニアとして、色々な測定装置を開発、製造されています。
その中でも、体を傷つけることなく、特別な手間のかからない、リアルタイムで結果が得られる特性のある、呼気測定検査の開発に力を入れています。呼気には多くの微量成分が含まれることから、その成分測定を通じて、疾病予防や日常の健康管理に役立つ将来的価値の高い測定機器の実用化に向け、開発を続けられています。
製品:生体ガス測定システムトライライザー

2.株式会社アスカメディカル(関目2)
創業者が営業で病院を訪ねた際、看護師から衛生管理の困りごとを聞いたことがきっかけとなり、医療用乾燥器や洗浄器等の開発、製造をされています。
一見、物を乾燥させることは簡単そうに見えますが、医療機器は乾燥だけでなく滅菌も必要となるため、思うように乾燥させることが難しく、開発に苦労されたそうです。
今も現場の声に耳を傾けながら、改良を進め、医療現場の感染対策をより良くするために取り組まれています。
製品:多用途低温乾燥器プロスパーASK-1200FT

3.ライトタッチテクノロジー株式会社(森之宮1)
糖尿病患者の中には、正確な血糖値の把握のために、日に何度も採血し、血糖値測定しなければならない方がいます。ただ、この方法には肉体的苦痛や、採血針などの医療廃棄物の発生、感染症リスク等の課題がありました。
ライトタッチテクノロジー株式会社は、この課題を解決する、世界で初めて「針のない血糖値センサー」を開発されました。このセンサーには先端レーザー技術が駆使されており、指先をわずか5秒触れるだけで手軽に血糖値が測定できるそうです。
また、このセンサーは、大阪・関西万博のEXPOメッセ「WASSE」の未来航路-20××年をめざす挑戦の旅(10月3日(金)~7日(火))と、大阪ヘルスケアパビリオンのリボーンチャレンジ(10月7日(火)~13日(月・祝))に展示されます。
製品:非侵襲血糖値センサー

毎年10月は健康強調月間です。健康への意識を高めるきっかけとなれば幸いです。