- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市北区
- 広報紙名 : わがまち北区 令和7年11月号
■夢キタウィーク 春・夏・秋
◇北区から世界へ、そして未来へ
・春…駅からはじまるアートイベント「キテミテ中之島」と連携し、万博ダンスやイタリア語講座、アートワークショップを開催しました
・夏…天神祭で大川を行き交う船に向かって、北稜中学校吹奏楽部約40名が船上ステージから演奏を届けました
・秋…これまでの「見つけてキタ!!」コンテスト入賞作品を編集した北区の魅力動画を区内各所で放映しました
◇天神祭ステージイベントで演奏しました
練習ではお互いに改善点を指摘しあって、よりよい演奏になるように微調整を繰り返しました。船の上だったので、少し揺れたり風があったりして緊張しましたが、様々な年代の方が手を振ってくれたり手拍子をしてくれたりして、とてもうれしかったです。万博には興味を持っていましたが、関連するイベントに実際に出演したことで、万博をより身近に感じ、大阪を盛り上げる一員になれたと感じました。仲間と協力し目標を達成することの大切さに気付くこともできました。この経験を活かして、これからも様々な人との関わりを持ち、社会をよりよくしていきたいです。
・北稜中学校3年 (左から)玉井結衣・松尾奏
◇夢キタ万博で体験しました
様々な職業体験ができる「KITAKU WORK WORK EXPO2025」では、ハンドエステ体験やイタリア文化会館-大阪のブース、自衛隊大阪地方協力本部ブースを体験しました。自衛隊が出展していたバイクなどの車両を実際に見て、自衛官になりたいという気持ちがさらに強くなりました。夢に向かって、勉強も剣道も頑張っていけそうです。
・大淀中学校1年 山村 祈
◇夢キタ万博では、企業や専門学校との連携による職業体験などで、子どもたちの夢づくりを後押ししました
夢キタ万博の開催は今年で3回目となり、2023~2025年で延べ3万人以上が訪れました。今後も企業・学校・地域と協力し、引き続き子どもたちの夢づくりを進めてまいります。
・木材工作体験
・VRゴーグルを使った自動車運転体験
・SDGs Global Styling Fashion Show
■古紙回収から「未来のくらし」を変えていく
◇中之島小中一貫校の児童生徒会が万博で発表
大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジで9月末、中之島小中一貫校の児童生徒会が、全校で取り組む古紙回収プロジェクトの発表をしました。朝の登校時に、正門前で古紙を回収し、企業による回収・リサイクルを経て学校のトイレットペーパーとして使っています。「一人ひとりの意識を変えることが、未来のくらしを変える」――実践を伴った力強い報告に、子どもも大人も聞き入りました。
取組の始まりは昨年、当時の6年生がSDGsの学習を進める中で、企業と連携したリサイクルの推進を大阪こども市会で提案。これが評価されて企業とつながり、6年生による古紙回収が始まりました。今年度、児童生徒会が引き継ぎ、企業の声掛けで万博での発表が実現しました。
発表したのは8・9年生(※)の児童生徒会役員6人。チーム名「なかのしまサーキュラーエコノミー・ネイティブs」には、循環型社会をつくる最初の世代に、との思いを込めました。英訳を付けた約40枚のスライドを映し、クイズも交えて約20分。「たくさんの方がうなずきながら聞いてくれてうれしかった」と話します。
この取組を、昨年開校したばかりの自分たちの学校の文化・伝統にしていくこと、さらに地域やほかの小中学校にも広めていくことを最後に提案しました。そして「一人ひとりの心を動かすことが、未来のくらしを変える力になると信じている」と結びました。生徒たちは、「古紙回収に限らず、思いを持つことは大事で、それは日本でも世界でも同じ。万博という機会に伝えることができてよかった」と話しています。
※…中之島小中一貫校は小学1年生から中学3年生までを通して学年を数えます
■天満中学校とガーナ共和国が交流
日本の子どもたちと万博参加国との交流を支援する「万博国際交流プログラム」を通じて、北区では天満中学校とガーナ共和国の交流が行われています。昨年は、在日ガーナの方に歌やダンスを披露いただき交流を深めたほか、駐日ガーナ共和国大使館による講演でガーナの文化や歴史について学びました。万博開催中にはガーナパビリオンを訪問して交流も行いました。
そして11月8日から8日間、天満中学校から5名の生徒がガーナを訪問。現地でしか感じることができない人々のくらしや価値観を学んできます。現地での活動の様子などは、今後広報紙でお知らせする予定です。
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。
