文化 大阪・関西万博 堺と世界がつながった184日間

大阪・関西万博の開催をきっかけに、万博会場内外で堺の魅力を発信するさまざまな取組を行いました。多くの方や団体の連携・協力により、新たな交流も生まれました。万博会場でのイベントなど、主な取組を紹介します。

■伝統文化の新たな魅力発信
堺が誇る茶の湯文化や伝統産業、ミュシャ作品などの魅力を発信するイベントを開催し、合計約3万7千人の方に来場いただきました。伝統文化とアートの融合など新たなコラボレーションにも挑戦しました。

◇主な取組内容
春:
・竹で編まれた茶室や自然の草花に囲まれた空間で現代作家の茶器を使ったアート茶会
・堺ゆかりのアーティストによる和洋の音楽ステージや茶道三千家による大茶会
夏:巨大な堺五月鯉幟(こいのぼり)が掲げられた会場での相撲や堺打刃物のステージパフォーマンス
秋:ミュシャ作品をモチーフにした、注染(ちゅうせん)展示や線香・和菓子作りの体験

■世界との交流
万博会場では7カ国の海外パビリオンを舞台に、特別なコラボレーションイベントを開催し、市内ではパビリオン関係者向けに周遊ツアーを実施するなど、世界との交流が広がりました。

◇主な取組内容
・米国パビリオンでの三味線とエレクトリック・チェロの音楽コラボレーション
・シンガポールパビリオンでの和菓子作り実演
・ヨルダンパビリオンの砂漠空間での茶会
・インド、チェコ、フランス、ポルトガルとの連携イベント
・パビリオン関係者が市内を訪れ、気球や呈茶を体験

■市内企業の技術を発信
市内企業の優れた技術力を体験できるワークショップや展示などを行い、多くの方に参加いただきました。

◇主な取組内容
・高度な技術力を生かしたオープンファクトリーイベント
・社会課題の解決や新たな価値の創出につながる製品の展示
・市内のプログラミングコミュニティに参加するこどもたちが製作したロボットやゲームの体験イベント

■万博を通じたこどもたちの学びや体験
次の時代を担うこどもたちが、世界の文化や価値観にふれる機会を創出しました。

◇主な取組内容
・万博会場でチアリーディングやダンスパフォーマンスを披露
・世界15カ国の料理にふれる万博給食を市内小・中学校などで展開
・外国公館やJICA関西などと連携した万博特別授業を実施
・市内小・中学校のこどもたちを対象に万博への招待事業を実施

■万博の成果を堺の未来へ
大阪・関西万博を契機にこれまでにない取組に挑戦し、多くの交流や連携が生まれました。万博を通じて得た体験は、次の時代を担うこどもたちが世界を感じ、将来の可能性を広げるきっかけにもなりました。
こうした新たな挑戦や交流を万博のレガシーとして継承し、堺の未来へつなげます。

◇万博会場を彩った作品を公開
万博会場のパビリオンや催事会場を舞台に事業者・団体などと制作した鯉幟アートファニチャーやアップサイクル楽器などを展示します。

日時:12月1日~3月31日9~21時(1月10日を除く)
場所:MI-TEさかい(市役所21階展望ロビー)

問合せ:広域連携課
【電話】222-0380
【FAX】222-9694