くらし 【特集】あなたの一歩を応援します(1)

ひきこもりと聞いて、
あなたは誰かを思い浮かべますか?

ひきこもりは、本人や家族だけの問題ではなく、
誰にでも起こり得ます。
ひきこもりの現状を理解し、
私たちができることを一緒に考えてみませんか。

■What?「ひきこもり」とは?
厚生労働省によると、ひきこもりとは「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態」とされてきましたが、今年の1月からその期間は問わないこととされました。
決して「怠け」や「反抗」ではありません。「自分の趣味などの用事の時は外出するが、仕事や学校などには行かない」、「家族との交流はあるが、家からは出ない」などもひきこもりに該当し、ケースはさまざまです。

■「ひきこもり」の実態
全国でひきこもりの状態にある15~64歳の方は約146万人いるといわれています。これは50人に1人がひきこもりの状態です。15~39歳が約61万人、40~64歳が約85万人であり、どの年齢層でも起こり得る可能性があります。

◇check01 年齢別に見る「ひきこもり」の現状

出典:「4年度こども・若者の意識と生活に関する調査」

◇check02 「ひきこもり」のきっかけ
[15~39歳]
1位 退職したこと
2位 人間関係がうまくいかなかったこと
3位 新型コロナウイルス感染症が流行したこと、中学校時代の不登校
[40~64歳]
1位 退職したこと
2位 病気
3位 新型コロナウイルス感染症が流行したこと
出典:「4年度こども・若者の意識と生活に関する調査」

■Supporter Interview
府ひきこもり地域支援センター
田上 貢さん

◇ひきこもりの要因について
ひきこもりの背景には、心や体の不調、学校や職場でのストレス、人間関係の悩み、家族との関係など、さまざまな要因が複雑に関わっていることが多いです。「親の育て方」や「本人の甘え」が原因であるという誤解もありますが、根拠はありません。ひきこもりの状態は一人一人異なり、年齢や性別に関係なく、どなたにも起こり得ることです。

◇ひきこもりの長期化による問題
ひきこもり状態が長く続くと、家族の高齢化が進み、生活の維持が難しくなることがあります。また、ご本人は他者との交流に不安や恐怖を感じ、SOSを出しにくくなることもあります。そのため、将来に不安を感じたときは、ご家族の方だけでも早めに専門機関とつながっておくことが大切です。

◇相談を検討しているご本人やご家族の方へ
ひきこもりの悩みは、なかなか人に相談しづらいため、ご本人やご家族が孤立しやすい傾向があります。しかし、「生きづらさ」や「他者との交流が少ない」と感じていれば、どなたでもサポートを受けることができるよう相談できる場所が整えられています。話をすることは勇気がいることですが、その一歩が現状を変えるきっかけになるかもしれません。ご本人だけでなく、ご家族だけの相談も可能です。まずは、気軽に専門機関にご相談ください。

問合せ:生活福祉課
【電話】754・6251