- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府貝塚市
- 広報紙名 : 広報かいづか 令和7年12月号
■12月の星空
12月22日は冬至です。冬至の日には、ゆず湯に入ったりカボチャを食べたりする風習があります。冬至は、一年のうちで太陽が一番低いところを通り、昼間の時間が短い日です。この日の大阪での日の出は午前7時2分、日の入りは午後4時52分で昼は9時間50分しかありません。しかし、この日を境に少しずつ昼の時間が長くなっていきます。
さて、夜空では東の方角から冬の星座が次々と姿を見せています。天頂付近には、おうし座のプレアデス星団(M45)があります。和名を「昴(すばる)」といい、肉眼でもいくつかの星が集まっているのがわかります。平安時代、清少納言も見ていたのでしょう。『枕草子』にも「星はすばる…」と出てきます。また、中国では昔から「昴宿(ぼうしゅく)」と名付けられていました。岩橋善兵衛の著書『平天儀図解』の星図には「昴」や「畢(ひつ)」(おうし座の一部)が記され、「昴は四十八星なり」と述べられています。誕生してから数千万年の若い星の集まりで、実際の星の数は数百個とも千個ともいわれています。
国立天文台がハワイ島マウナケア山頂に設置している望遠鏡は、口径が8.2メートルあり、世界最大級の大きさで、愛称は「すばる」です。昔からとても美しく人気があったこの星団から名づけられました。昨年25周年を迎えた「すばる望遠鏡」は現在も活躍しています。
■惑星の観察
夜は、土星が観察できます。木星は、少しずつ出てくる時刻が早くなり、12月下旬には午後8時30分頃から望遠鏡で観察できます。
▼12・1月の休館日
・水曜日
・12月29日(月曜日)~1月3日(土曜日)、13日(火曜日)
※1月29日(木曜日)は、集会室と多目的室のみ利用できます。
◎詳しくは、ホームページでご確認いただくかお問合せください。参加費や費用などの記載のないものは無料です。
問合せ:善兵衛ランド
【電話】072-447-2020
【メール】[email protected]
