講座 自然遊学館

■1億年前のタイムカプセルを開けよう!化石クリーニング体験
太古の海で暮らしていた生物の化石を取り出して、きれいに仕上げる作業を体験してみましょう!
日時:11月23日(日曜日)午後1時~3時
場所:館内多目的室
講師:松永豪様
対象:小学5年生~中学生(保護者同伴)
定員:10人(多数の場合は抽選)
材料費:300円
締切:11月16日(日曜日)

■貝塚の石の観察 近木川河口の石調べ
貝塚の地質にはどんな石があるか、近木川で調べてみよう!
日時:11月29日(土曜日)午前10時~正午(雨天中止)
集合:自然遊学館前
講師:石橋隆様
対象:小学生以上(小中学生は保護者同伴)
定員:20人(多数の場合は抽選)
締切:11月23日(日曜日)

いずれも:申込は、住所(番地以下不要)・氏名(参加者全員)・年齢・連絡先を記入して、メール・窓口で

■生きものだいすき!「ヒキガエル」
◯美しいという名のヒキガエル
ヒキガエルといえば、神話や歌舞伎、アニメなど文化的なシーンに登場し独特の存在感を放っています。自来也(じらいや)が蝦蟇(がま)の妖術を使うことや、カエルに乗った忍者の絵を見たことがある方も多いと思います。その「ガマガエル」とは「ヒキガエル」のことなのです。
近年の研究で、ニホンヒキガエルの亜種とされていたアズマヒキガエルが遺伝的な違いから独立種となりました。日本には、特定外来生物のオオヒキガエルを除き、ナガレヒキガエルとミヤコヒキガエルを合わせてヒキガエル科として4種が分布することになります。
ニホンヒキガエルは日本の種としては最大のカエルです。しかし、そんなヒキガエルもオタマジャクシからカエルになって上陸する際は1円玉よりも小さいのです。小さな体で厳しい自然界を生き抜き、あれほどまでに大きくなるとは驚きです。皮膚の表面は乾いてゴツゴツしており、乾燥に強く、長距離を歩くこともできます。そのための太い腕と脚は必見。ヒキガエルは「毒」という武器も持っています。耳腺から白い毒液を出すため、捕食者からも狙われにくいのです。
この度、自然遊学館に最大クラスのアズマヒキガエルを迎えました。学名の「formosus」が「美しい、ハンサムな」という意味をもつように、凛々しくもあり、愛嬌もあり、とても表情があります。夜行性なので昼間は寝ているかもしれませんが、彼の堂々たる姿をご覧ください。どんな危険をもかいくぐり、生き延び、こうして立派に育ったのか、想像してみるのも楽しいかもしれません。
備考・自来也(児雷也):江戸時代後期の読本に登場する架空の盗賊・忍者。

問合せ:自然遊学館
【電話】072-431-8457
火曜日休館
【メール】[email protected]

◎詳しくは、ホームページでご確認いただくかお問合せください。参加費や費用などの記載のないものは無料です。