くらし 火災予防特集 そのひと手間で 火の用心(1)
- 1/58
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府枚方市
- 広報紙名 : 広報ひらかた 令和7年12月号 No.1348
■住宅用火災警報器の設置よし!点検よし!
空気が乾燥し、火災が増える冬。昨年1年間の市内での火災発生件数は94件ですが、そのうち9件が1月に発生しました。火災を予防する“ひと手間”を少年消防クラブの隊員が紹介するとともに、最近頻発するモバイルバッテリーなどの発火について、注意するポイントや発火した際の対処法などをお伝えします。
■枚方市・寝屋川市で65人が活動中! 少年消防クラブ
防火・防災に関する知識や技術を身に付けることができる取り組みで、小学4年生~6年生が枚方消防署・枚方東消防署・寝屋川消防署に所属しています。任期は1年で、毎年2月ごろに募集しています。
◇私たち枚方消防署の少年消防クラブが案内します!
隊長 鶴田 絋大さん
副隊長 オドネル ショーンさん
副隊長 豊原 果李奈さん
◇こんな活動をしています!
ロープを使った救助訓練!腕がぷるぷるするー!
本物の放水装置を使った訓練は迫力がすごい!
救命訓練でAEDの使い方を学んだよ!
みんなに火災予防の大切さを呼びかけたよ!
■枚方市内の火災発生状況(令和6年)
◇出火原因ランキング
1位 電気火災 27件
2位 放火(疑い含む) 25件
3位 タバコ 12件
◇電気火災の件数推移

◇電気火災とは…
電気や電気製品に関わる火災。中でも、電線の破損や経年劣化によるショート、コンセント周りのほこりなどによる発火は、火を使用している意識がないため火災に気付きにくいという特徴があります。
「ここ最近はモバイルバッテリーなどの発火事故が増えてるそうだけど、なんでだろう?」
■リチウムイオン電池の取り扱いにご用心!
最近ニュースでモバイルバッテリーの発火事故を耳にすることはありませんか。使われているリチウムイオン電池は衝撃や高温に弱く、使用や保管の方法に注意が必要です。
◇こんなリチウムイオン電池は要注意
・熱がこもりやすい場所で使用している
・充電できないなどの不具合がある
・落下させたことがある
・発熱することがある
・変形や膨らみがある
※変形や膨らみがあるものを捨てる場合は、穂谷川清掃工場(田口5)や東部清掃工場(尊延寺)へ持参を(祝日含む月曜~金曜の午前9時~午後5時、年末年始除く)。詳細は穂谷川資源循環センター(【電話】849・0200【FAX】849・0206)、東部資源循環センター(【電話】858・6962【FAX】858・6964)へ。
◇炎や煙が出始めたら
・大量の水で消火するか、可能なら水没させる
・炎や煙が噴き出しているときは近寄らない
・炎や煙が出たら、必ず119番通報しましょう
◇リチウムイオン電池はこんな製品に使われています
・小型扇風機
・モバイルバッテリー
・電動アシスト付き自転車
・電動工具
◇PSEマークの確認を!
国の安全基準「PSE適合基準」に基づいた生産、製品管理を行っていることを示すマークです。購入の際はマークの有無を確認しましょう。
「もったいなくても命を守るため!」
