くらし ひこぼしくんの人権コラム

■ビジネスと人権
長時間労働による過労死、就職活動や職場でのハラスメントや不当な差別など企業が関わる「人権問題」がメディアなどで大きく取り上げられることもあるね。令和2年10月、国が「『ビジネスと人権』に関する行動計画」を策定し、企業が人権を大切にすることが期待されているんだ。人権の保護・促進はSDGsの達成にも関係あるとされているし、「ビジネスと人権」の取り組みは投資家による資金呼び込みの観点からも重要視されているよ。憲法では、「職業選択の自由」が保障されているね。企業が客観的な判断で合理的な採用選考をする必要があるんだ。採用面接で、結婚の予定、結婚しても仕事を続けるか、国籍、本籍、宗教に関することなど、「本人に責任のない事項」や「本来、自由であるべき事項」が就職に影響することは、就職差別につながるよ。どんなときも不合理な情報に左右されることなく、「目の前にいる、その人自身を見る」ということが大切だね。

問合せ:人権政策課
【電話】841・1259【FAX】841・1700