- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府八尾市
- 広報紙名 : やお市政だより 令和8年3月号
■地域を支える層が重なれば重なるほど、しあわせが増える、まちが元気になる 地域づくりを担う人たち
・支え合ってミル
[1]社会福祉協議会
▽地域活動をサポート
本市には32の地区福祉委員会があり、自治振興委員会や民生委員・児童委員など、地域のさまざまな団体が連携して地域づくりに取り組んでいます。こうした活動がより充実するようサポートを行うのが、コミュニティワーカーの役割です。
「ひとり暮らしの高齢者の見守りが必要ではないか」という声が地域から上がった際には、福祉委員と民生委員・児童委員がペアになり、同意を得た人を訪問する仕組みを作りました。訪問後には振り返りを行い、気づきや課題を次の活動につなげています。地域住民のワークショップをきっかけに、「ふれあい喫茶」を立ち上げた地域もあります。住民同士の交流に加え、高齢者あんしんセンターなどの専門職とも連携し、日常の会話から情報提供や相談につながる関係づくりが進んでいます。地域の皆さんとの信頼関係を大切にしながら、「一緒に考える」ことを常に意識しながら支援を行っています。
▽ボランティアをつなぐ窓口
ボランティアセンターでは、活動を「したい人」と「してほしい人」をつなぐコーディネートをしています。登録されている福祉ボランティアグループの活動支援や、これから始めたい人の相談にも対応しています。
食事会やふれあい喫茶などの場で、ボランティアさんが新たな支え手として重要な存在となっています。一方で、地域活動に参加することは、ボランティアさん自身の社会参加や生きがいにもつながります。活動を通じてお互いの希望をかなえられるよう、丁寧なコーディネートを心がけています。
[2]八尾隣保館
▽幅広く社会福祉事業を展開
私たちは、児童福祉や障がい者福祉、介護保険事業など、幅広い分野で地域福祉に取り組んでいます。また、母子生活支援施設「ルフレ八尾」を拠点に、産後ケアや親子支援、ひとり親家庭、ヤングケアラー支援なども行っています。
地域支援では、7つの事業を束ねた「地域支援事業なないろ」を展開しています。その1つである生活困窮者レスキュー事業では、「今日明日食べるものがない」「電気やガスが止まりそう」といった命に関わる相談に対応しています。この事業は大阪府全体で実施されていますが、本市では社会福祉法人同士のつながりが強く、「八尾モデル」と呼ばれる体制が築かれています。社会福祉法人が日常的に連携し、行政や社協と三位一体で支援を行っている点が、八尾ならではの特徴です。
▽福祉以外の分野とも連携
また、私設図書館や民間の子ども食堂、不動産事業者など、民間企業や団体と協力して支援の幅を広げてきました。新たな取組みを通じて人の輪が広がり、そこから地域のニーズや力が見えてきます。1法人や1組織だけで抱え込むのではなく、それぞれの強みを掛け合わせることがきめ細かい支援につながります。「おせっかい日本一」と言われる八尾の力を、どう引き出していくかが重要です。
大切なのは、支援を「して終わり」にしないことです。地域で安心して暮らし続けられるよう、居場所や役割につなげていく。支えられる側だった人が、誰かを支える側になる。そうした循環が生まれる地域をめざしています。
[3]マチのお守りプロジェクト
▽まちの中に「お守り」を
まちの中に、何かあったときに頼ることのできる“お守りのような場„を増やしたくて、このプロジェクトを始めました。現在は市内18店舗が参加し、店主さんたちがお客さんの様子を見守り、必要に応じて声をかけています。
私はコミュニティナースとして地域で活動していますが、病気や困りごとを抱えてからではなく、元気なうちから自然に関われる場所を作りたくて、おむすび屋を始めました。お客さんはおむすびを買いに来る人、少し話したい人、じっくり相談したい人とさまざまで、相談内容も医療や介護、子どもの発達など多岐にわたります。身構えず気軽に来てもらいたかったので、最初の半年はナースであることも特に言っていませんでした。
▽暮らしに広がる見守りの輪
私が大切にしているのは、「今は困っていなくても、困ったときに頼ってもらえる場所」であることです。ただ、私ひとりで関われる人には限りがあるため、地域の中に「その人のことを知っている人」を増やしていきたいと考えています。例えば、よく行く喫茶店のマスターや買い物先の店主さんのほうが、本音を話しやすいこともあります。なじみのお店が「お守り店」になることで、お客さん同士や店主さんとの間に気遣いが生まれる。そんな日常の見守りが、まちのあちこちに広がればいいなと思っています。
隣人がお互いを気に掛けながら暮らすことは、もともとまちにあった営みです。「マチのお守りプロジェクト」がそうした暮らしのきっかけになるように、これからも活動を続けていきます。
◆「地域づくり」に関わりたい!と思ったら
▽ボランティアをしてミル
福祉施設や地域での活動をはじめ、趣味や特技を生かしたボランティア、清掃や見守りなど、さまざまな関わり方があります。「何かしてみたいけど、何ができるかわからない」「空いた時間で、無理なく関わりたい」そんな人も、希望やライフスタイルに合わせて活動を一緒に考えます。活動を始める前の相談から、入門講座や体験プログラム、保険の手続きまで、初めての人も安心して参加できるサポートがあります。
八尾市内でボランティアをしてみたいと思ったら、まずはボランティアセンターへ。あなたの「やってみたい」が、地域の力につながります。
ボランティアのご相談は「ボランティアセンター」
【電話】925・1045【FAX】925・1161
▽助成金を活用してミル
地域のつながりづくりや居場所づくりなど、市民の皆さんの自主的な地域福祉活動を応援する仕組みが地域福祉推進基金です。みんなのしあわせ(地域福祉)のために、助成金を活用して、できることから一歩踏み出してみませんか。
詳しくは、昨年度の報告会の様子をご覧ください。
◇地域福祉推進事業について
(令和6年度地域福祉推進基金事業助成金実績報告会)
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■行政の取組み
◇つなげる支援室
私たちのまちがもっと住みやすく、誰もが安心して暮らせる場所になるように、各種団体と協力して地域での啓発などをしています。
◇あなたはどんなタイプ?みんなの力でつくる「おせっかい日本一」の八尾
第4次八尾市地域福祉計画は、地域住民・民間団体・行政などが一緒になって、助け合いのまちづくりを計画的に進める道しるべ。いろんな活動があります!あなたも得意を生かして、活動してみませんか?
ID:1007765
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください
問合せ:つなげる支援室
【電話】924-3707【FAX】922-3786
ID:1007825
